無題

2018年にスキしたnoteたち

 今、この記事を書こうと思い立ち、キーボードを叩いているのは、2018年12月31日。年の瀬、大晦日、一年最後の日だ。今年一年を振り返る、最後のチャンスと言っても過言ではありませんね(過言です)。

 今年も色んなことがあった。著名人の度重なる訃報、全国を襲う大災害、バーフバリ、天皇退位にまつわる元号問題、遅れ続ける東京オリンピック開催施設問題、バーフバリ、記録的猛暑&大寒波、バーフバリ、バーフバリ。

 今回は、私個人が今年読ませていただいたnote記事の中から、とくに大好きな記事をピックアップし、コレを読んでいるお前たち(甘噛み表現)に押し付けるためのnoteです。いつもお世話になっております来年もどうぞよろしくお願いします案件です。ティピカルなサラリマンなので、年末のアイサツは欠かしてはならない。

 なお、選考基準は筆者がスキなものという完全主観です。

この番組は、ご覧の新機能の提供で、お送りしております。

 それでは、始まります。

 いきなり2015年の投稿で恐縮ですが、筆者が読んだのは2018年なのでセーフ。とにかくこれ、面白すぎる。ブックオフで出会った古本に、前の持ち主の痕跡が残っていた話なんですが、何もかもがスゴイ。「オレ」と名乗る持ち主が本の内容に従って自己分析をしているのですが、そこから見えるパーソナリティの自堕落さがたまりません。ちょいちょい誰かに語りかけるような語り口なのがツボ。「オレも漱石と似てる!」は個人的流行語大賞です。

 実は筆者も「平成ライダー至高の第1話」を選べと言われたらウィザード推すマンで、ようやく同士に出会えました。この1話、人の絶望に宿る怪人の設定や主要登場人物のパーソナリティ、アクロバティックに戦うウィザードの姿など、番組全体のコンセプトをギュッと詰め込んだ30分になっていて、観ていてサイコーに楽しい。あと、投稿主さんが休憩中にライダー1話観た挙句、業務中にnoteを更新するというパンク精神の塊であることも見逃せません。

 2018年夏に突如、毎日1話ずつ無料配信された漫画『ラブデスター』について。「成立しなかったら死ぬフィーリングカップル」という世紀末すぎるあらすじも惹かれるところですが、本作の魅力は何と言っても「ラブデスター怪人」と呼ばれる忘れがたい名言&死に様を披露してくれるモブたちと、メインキャラでありながらこれまたトチ狂った活躍を見せてくれたベンゼンメガネペラペラ之助。何を言っているかわからないと思うが、まずはコレを読んで、そして本編読むといいよ。

 「Flash倉庫」と聞くと黒歴史が甦る20代前半のキッズたちは必読。

 「VTuber」なる存在については門外漢だったものの、コチラの記事を偶然読んで気になる⇒Twitterでシェア⇒宇宙物理たんbotご本人さんに見つかる の黄金コンボを決められてしまい、ご本人自ら送られた動画リストを観て今では立派な「宇宙物理たんbotファン」になりました。許さんぞ。

 真面目な話、理数系科目がニガテだった筆者も宇宙物理たんbotの動画は大好きで、SNSウケするワードのマシンガントークで宇宙の素晴らしさをアウトリーチ(学術用語)してくれる、今イチオシのVTuberさんです(他の人を知らない)。観てね。

 これは嫉妬や羨望といった感情なのか、光り輝くものへの原初的な憧れなのか、投稿主さんの言語化しえない感情の渦を垣間見させてくれる。ご自身も折り合いがつかない諸々の、どうしようもない切なさと青春の光。

 2014年放送『仮面ライダードライブ』にて、2号ライダーとして登場した仮面ライダーマッハ=詩島剛について。まさか2018年にここまで濃いドライブのテキストが読めると思わなかったし、的確な詩島剛解説になっていてついドライブ見返したくなってしまう。ところでこの剛くん、内田理央演じる美人すぎる婦警(基本敬語)がお姉ちゃんというあまりに恵まれすぎた環境ゆえ、男性視聴者(主に私)からの理不尽なヘイトを集めていたことも忘れてはなりません。

 ぶっちゃけ平成が終わろうが、バディ(相棒)ものの最高傑作であるところの『仮面ライダーオーズ』の評価は揺るがないだろうから、まずは観て欲しい。平成ライダーに興味があるけどどれから観たら…?という人にも薦めやすい。

 『オーズ』の魅力といえば、時にはネガティブなものとして語られがちな「欲望」について、時に肯定しながらも描き切った点であり、とあるきっかけから己の欲望がわからなくなった青年と、不完全な復活を果たした怪人との不思議な共存関係から見えてくる「人間」「願い」の奥深さがアツいドラマとして出力されるところにある。今風の言葉で言うなら「エモい」というやつなので、気になったら今すぐ観てこい!

 2018年のnote界隈最大のイベント(諸説アリ)と呼ばれ熱狂を巻き起こした「逆噴射小説大賞」において、筆者お気に入りの作品がコレ。いかに続きが気になる冒頭を吐き出せるか、という一風変わったコンセプトにおいて、ダークヒーローのビギンズものを思わせるアイデアとキモい客リアリティが両立した、何度読んでも飽きさせない名作。でもこれ、冒頭のみだからこそのインパクトが強くて、いざ続き読んだら台無しになるような気もしないでもないですが、どうなんでしょう…?

 ときに批判的な、あるいは自虐的なニュアンスで用いられる「大きいお友達」という概念について。筆者も言わずもがな自分がソレだという自覚があったけれども、こうして明文化されると、腑に落ちるというか。現在公開中の仮面ライダー映画『平成ジェネレーションズFOREVER』が、平成ライダーを観て育った大きいお友達をターゲットにした作品なのは間違いないので、公式もある程度こういった層のことを意識しているとは思います。恥じることなく好きなコンテンツにお金を落としていきましょうね。

 「スキ」が人間の行動力の元としていかに重要であるか、そしてその果てに起こったある奇跡のドキュメンタリー。ここまでの熱量と財力を投じさせる作品の素晴らしさも気になるが、投稿主さんのノリノリの筆さばきも読んでいて楽しい。そして最後には泣ける。

 お正月だからね。カロリーの暴力を好きなだけ食らうがいい。

 現在放送中の『HUGっと!プリキュア』にて「帝王切開」について言及するシーンが話題になったりと、女児向けアニメが伝えんとするメッセージの射程の広さが気になって仕方ない今日この頃。子どもたちにとって一番身近な他者である「家族」と、その次に近しい「友だち」との関わり方を提示してきたこちらのアニメは、きっと大人にも刺さるものがあるのだろうと思う。アニメを観ていない方に向けた丁寧な文章を書かれる投稿主さんに、敬意を表します。

さぁもうすぐ2019年だ

 一年が終わる。そして新しい一年が始まる。来年も皆さんの暇つぶしのお供になれるよう、問答無用でスキを押し付けていくnoteを公開していく所存ゆえ、何卒よろしくお願いします。

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