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Yokohama F. Marinos 2020

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2020年 横浜F・マリノス 試合観戦記
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2020年9月の記事一覧

ふりだしに、もどる。 2020 J1 14th Sec

チームはカップ戦を戦うためにこの週の水曜に遠征している。 相手のプレスに苦しみ、トータルでもシュート5と抑えられたものの、PK戦の末にこのカップ戦、準決勝進出を果たした。 そしてJ1第14節。 リーグ優勝を諦めてはいない。そう選手は言う。 ならば現在の首位との対決、勝利以外にない。またも中2日と厳しい中でこの重要な試合を迎えたが、ホームでもある。 いこう。やろう。 試合開始。 立ち上がり、相手がうちのCBにプレッシャーをかけてくる。 しかし30秒ほど経ち相手スロ

もがく。 2020 J1 15th Sec

勝利して喜ぼうが、敗戦によって落ち込もうが、そんな感情に浸る暇もない日程。 そしてまたこの週中、水曜のJ1第15節を迎えた。 このスタメンのチョイス。ここのところ上手くいっていないことを反映してのものなのだろうが、さあ試合を見てみよう。 多くの人が予想したとおり3バック。いわゆるHVがサネとシン。WBにあたる位置に高野とケニーということになった。 システム表記上は3-4-3、中盤はマルコスを頂点にしたダイアモンド形といったところか。 試合が始まると1分と経たないうち

解を探して荒波を進む 2020 J1 16th Sec

近年、かのチームにはめっきり勝てなくなっている。 オレは相性などというものは信じていない。過去のエントリーで言ったことの繰り返しになるが、何年にも渡る勝率を言ったところで、選手もコーチングスタッフも変わっている。たまたまでしかない。 また「うちは4-4-2の相手が不得意」のような言説も多い。 かつてのバルサがスタンダードな(Zonalな)4-4-2を手玉に取ってきたのを見てきたオレには違和感でしかないが。単純にウイングが使いこなせていないと感じている。 まぁいい。とに

待ちに待った勝利 2020 J1 24th Sec

またも週の真ん中水曜日。この日は各チーム変則的な消化のためにあてられた。うちはACLの組み込みにより前倒しの24節となっている。 そして中2日が続く。本来なら多くを望めないスケジュールだが、連敗の中、一刻も早くこの状況を脱したい。チームはそのための戦術上のマイナーチェンジも繰り返している。とにかく勝ち星が欲しい。 休ませるべき選手を休ませながら3バック継続キター! 前節の和田・皓太の出来を見るに、このCHコンビの動きとプレーは気になるところ。今日もホーム、勝点を目指そう

一歩ずつ。 2020 J1 17th Sec

J1第17節。この異常なシーズンの前半戦が終わる。 ここまで3連敗などを含み8敗と苦しんできたが、昨季の後半の奇跡的な快進撃がどうしても想起されてしまう。ちょうどチームは戦術的なブラッシュアップを続け、少々潮目が変わりつつある。それを確かなものにしていけるだろうか。 ダブル拓也は現在最強と思えるCHコンビ。サブに久々の詠太郎が入った。 相手の4-4-2に対し、こちらは現在進行形の3-4-3で試合開始。 すると1分経たないうちに先制点が入る。 梶川へ戻ったボールは縦に

次の薪を焚べろ 2020 J1 18th Sec

J1第18節。連休明け、中3日で水曜の試合。台風12号が東海から関東へ近づき天候が不安だったが、無事開催となった。 18日の、前倒しになった24節で怪我のシンに代わり急遽CBに入った喜田、まさかのこの位置での再起用!笑 もちろん本職と遜色ないプレーぶりではあったが、サイズと質量の面では不安が残る。相手FWとまともにぶつかる場面がなければいい。 ーーと、それはまたも彼の集中力と的確なプレーで喜憂に終わることになるのだが。 エジが久々にベンチに入った。皆待っていたことだろ

最前線の刃の切れ味は如何か 2020 J1 19th Sec

J1第19節のアウェイ戦。 シャドウとWBを置くフォーメーション変更以来、チームはふたたび目覚めつつあり直近3連勝とした。 リーグ戦で現実的に目指すところは3位以内に食い込むということになるだろう。そのためにもアウェイでも勝点を稼ぎたい。立ち止まるわけにはいかない。 契約の都合で出場できないサントスに替わるチョイスとしては阿道ということになった。喜田がDHに戻りケニーはHVか。この配置も実効性は既に確かめられている。サブも怪我の癒えたテルをはじめ、心強いメンバーが控える