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「難読地名」読み方お助けサイト
知らない地名に出会った時、あなたはどうしますか?
一体、何て読むんだろう?使っている漢字が難しい。困ったなぁ…
そんな時は、こちらのサイトへGO!
地名辞典オンライン
地名の漢字を入力すれば、難読地名の複数の読み方と存在する市町村名や町域名まで教えてくれます。逆に、読み仮名を入力すれば、同音で異なる漢字表記の地名を教えてくれます。
かつて「佐江戸-鶴見川古地名散策」で調べた「さいど」を入力すると、しっかり最戸(横浜市)、道祖土(さいたま市)、西戸(埼玉県入間郡)が表示されました。
【みんなの知識 ちょっと便利帳】 全国地名読み方検索
こちらは町域名まで検索できないのでヒット率はやや落ちますが、町村合併で消えた市町村名の合併時期を表示してくれます。
日本地域情報
地名の他に郵便番号から検索できます。こちらで「鉄町」と入力したら、しっかり横浜市青葉区くろがね町と表示してくれました。
あの地理院地図に難読地名の読み方表記機能がっ!
この機能を使えば、漢字や読みの入力をせずに読み方を知ることができます。
では、横浜市でも難読地名と言われる「大豆戸町」の読み方を調べましょう。
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大豆戸は「まめど」と読みます。由来ははっきりとしませんが、「ままど=真間処」(真間は窪地の意)説や「まみど=狸+戸/処?」説(同じく地形由来)があります。
地名の歴史を紐解いて難読地名を知る
ジャパンナレッジでは、地名の由来や歴史の特集をしています。
とても勉強になります。
先んじて有名な難読地名を攻略!
「酒々井」について
ヘッダー写真の酒々井(シスイ)はアウトレットで有名になりましたね。初めて見た時はササイかなと思いました。
由来については、酒々井町教育委員会のページに詳しく掲載されています。
孝行息子が年老いた父のために毎日酒を買っていたが、ある日酒を買うお金が無く途方に暮れていた。その時、近くの井戸から酒の匂いがして、飲んでみたら酒だったので井戸は「酒の井」と呼ばれるようになり、転じて酒々井となったということです。
まあ、地形由来信奉者としては、次の説の方に信ぴょう性を感じます。
酒の井が地名の由来となったと伝わりますが、古くから地名は縁起の良い漢字二文字を使う「好字二文字」で名づけるのが習わしで、三文字の地名はあまり例を見ません。おそらく印旛沼に面したこの土地は涌水の井戸が多く、「しゅすい(出水)」と呼ばれていて、文字には音が同じで豊かさを表す「酒(しゅ)」をあて、豊かさが繰り返すよう酒の文字を重ねて「酒酒井(酒々井)」と書いたのでしょう。十五世紀には「須々井」と書かれたことがありますが十六世紀以後は「酒々井」と書かれ、読みは「シュスイ・ススイ」となっています。
実際に印旛沼周辺は、下総台地を涵養地とし複数の帯水層を通じて、谷頭や段丘崖、谷底から数多くの湧水があるようです。
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千葉県には他にも難読地名が数多くあるので、挑戦してみて下さい。
因みに冒頭で紹介した地名辞典オンラインは、上の記事中の地名を全て網羅していました!
オタク気質の長文を最後まで読んでいただきありがとうございます。 またお越しいただけたら幸いです。