【書評】『旅猫リポート』有川浩
こんにちは!tumujidenkaです♪
バスの中ですら泣いてしまったこちらの作品紹介していきます!(*^^*)
【内容紹介】
とある事情で、飼い猫を手放さなくてはいけなくなった主人公の悟。悟の飼い猫ナナと引き取り手を探しながら最後の時間を共に過ごしていく。その時間の一つ一つが彼らにとっての大切な思い出。
このお話は、主人公の悟、引き取りて候補の悟の友人たち、そして猫のナナ自身とそれぞれの視点から描かれる群像劇となっています♪
特に猫のナナは人間の言葉を理解することを理解しており、そのことで悟との信頼関係がとても繊細に描かれている。
実は猫ってそんなことを考えていたのか、猫ならではの視点だな、などと現実の猫のことも想像しながら読むとニヤニヤしてしまうことも(*^^*)
読み終えたときにバスに乗りながらだったのですが、周りも気にせず涙してしまいました笑
猫好きは必見!!
【感想】
というわけで、ざっと概要はこんな感じです♪
ここからは、もう少し詳しく振り返っていこうと思います(*^^*)
この作品で一番面白いな、と思う部分は”群像劇”であるところですかね♪
僕がこのタイプが好きというのもあるのですが笑
いろんな人(猫)の視点から描かれていることで、より感情移入できたり、感情のすれ違い、また互いの共感を強く感じることができてとっても好きですね〜(●´ω`●)
特に人-ねこや、ねこ-ねこ、の視点など組み合わせの違いによって絶妙に変わる空気感がおもしろい☆
そして、なんといっても猫の可愛らしさですね!!
僕は猫は飼っていないし、これまで飼ったことはないのですが、こういうのを読んだりすると、無性に飼いたくなる笑
うん。読み終わったあとは、youtubeでめっちゃ猫の動画見ました笑
こうして、それぞれの立場の感情の動きを描きながら最後のシーンに映っていきます。これまで、悟とナナのお互いの気持ちがしっかりとわかっているからこそ、感動もひとしお。
公共の場なんてのは全然関係なく涙を流してしまいました。笑
しかし、悲しみはなく、爽快な気持ちになる読後感♪
猫好きはもちろん、大切なペット、家族、友人などがいる人は、その人との時間をもっと大切にしたくなる♪ぜひ読んでみてください!