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最近の、よしなしごとを 11/27(どうか、お元気で)

光陰矢の如し、Time flies。小さい頃は大人たちが「1年ってあっという間だよね〜」と話すことが信じられなかった。1年は果てしなく長くて、次のクラス替えまで待ち切れなくて、1年生のときは早く憧れの6年生になりたくて、6年生のときは早く中学生になりたかった。

でも、やっぱり社会人になると1年は子どものときよりずっと早い気がする。去年の11月に何をしていたかな、とふとカメラロールを見返したら、新海誠監督の「すずめの戸締まり」を見に行っていました。もう、公開から1年か。なんだなあんまり言いたくはないけれど、本当に時の流れは早いものですね。

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ミーハーかもしれないけれど、何となくその時々で話題になっている映画はチェックするタイプです。というのも、思い出したときに「ああ、あの頃はあんな映画が流行っていて、一緒に見に行ったよね」と振り返ることができるから。大学生の頃に友人に教えてもらったFilmarksというアプリを使って(これ、おすすめです)、いつ観たのか記録しているのだけれど、やっぱり後から振り返ると面白い。大抵、年末には夫と「今年はこれ観たね、あれも観たね」とおしゃべりするのが恒例になっています。

映画に関する一番古い記憶だと、小学生のときに「千と千尋の神隠し」が爆発的に流行り、同時に「ハリー・ポッターシリーズ」が映画化されていました。私の記憶が正しければ、千と千尋の神隠しとハリー・ポッターと賢者の石は同じ時期に公開されていて、どちらもものすごく話題の映画。小学校でもその話題でもちきり。

ちなみに、私が通っていた小学校では「千と千尋の神隠し」のことを「せんち」って略していたのだけれど、これを大人になってから周りの人に言うと「え、なにそれ?」って言われます。私の小学校での呼び方が珍しかったのかしら…。

いずれにせよ、当時の我が家では映画は一気に2本はダメ、どちらかにしなさい、と親から言われてしまい、わたしはものすごーく悩みました。結局、千と千尋の神隠しを見ることにしたのだけれど、やっぱりハリー・ポッターも見たかった…と後悔。千と千尋の神隠しは、今となっては大好きな作品だけれど、小学生の私にはまだちょっと難しい内容だった気がします。

やっぱり、幼い頃に多少なりとも制限されていたものって大人になってからそれに対する欲が爆発しがちなんじゃないかな、と思う。

私の場合は、映画やドラマを見ることが少なかったので、高校生くらいからものすごーくハマりました。(当時はDVDをレンタルしていた、たしか1本100円とかだったのよね)映画に関しては、社会人になってからAmazonプライムなどの便利な配信サービスが使えるようになったので、邦画から洋画までとにかく見まくり、今も好きな趣味のひとつ。

夫の場合は、それがお菓子だったりカップラーメンだったり、ちょっと体によくないものだったようで、やっぱりひとり暮らしを始めてからたくさん食べてしまったそう。

ちなみに、私はテレビや映画と同じく、テレビゲームもない家だったのだけれど、ゲームは全く興味がなかった(今もない)ので、ものによるのかな?いずれにせよ、適度なバランスって大事なのかもしれません。人間って「ダメ」って言われると無性にやりたくなるものですよね。

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昨年、映画館で「すずめの戸締まり」を見ながら、かつての震災のことを思い出していました。そう、あの頃私は高校生で、急に起きた地震で何もかも生活が変わってしまった。避難した体育館、線路はぐにゃぐにゃになっていて何日も電車は動かず、私は自宅にさえ帰ることができず、友人の家に泊まらせてもらっていました。コンビニはレジが動かなかったし、街は何もかもの動きが止まって、車はものすごい渋滞でした。

わたしは本当に有り難いことに、家族も家も無事だったのだけれど、それでもあの携帯の警報音にはビクッとしてしまう。

思えば、10代のときは震災、20代のときはコロナとこの平和に思える国でさえも本当に色んなことが渦巻いていますね。

色々なことが日々起きるこの世界だけれど、来年の今頃、何事もなく家族みんなが健康で、またカメラロールを見返すことができたら、きっとこれ以上ない幸せなのかもしれないな、と満月の夜に思うなどしています。




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