見出し画像

衣・食・住。


|| 幸せに必要なもの

あなたにとって「幸せ」とは何ですか?
そう聴かれた時に、あなたは幸せをどう定義しますか?

幸せとひと言で表しても、人によって答えが違うと思います。
ある人は不自由なく暮らせることと答えるでしょう。
またある人は、大好きな高級車でドライブしている時と答えるかもしれません。

「幸せ」を理論的に分解して表すと8つに表せるという考え方があります。
それが、健康、人間関係、自己成長、仕事、経済、環境、自由な時間、貢献です。
これらがバランス良く満たされた時が幸せ、という一つの考え方の基準です。
わたしはこれがとても腑に落ちてそうだと感じるので、自分の幸せを測る基準にしています。
そしてポイントになるのは、これらは健康から順番に満たしてこそ、本当に心から幸せを感じられるということです。

健康状態が悪いのに、気持ちよく仕事に打ち込むこともできなければ、誰かに心配をかけてしまうことにもなります。
学んで自分を成長させなければ、仕事でのキャリアアップも積めず、経済もそれ以上増えません。
資産形成をしようと考える人は、まず投資を学んでから始めるでしょうし、経済があるからこそ自由な時間に好きなことを楽しめます。
これらは、マズローの欲求段階説というものでも表されています。
 

|| マズローの欲求段階説

自己肯定感とモチベーション」でも解説していますが、人の欲求が5(6)段階で構成されていることを表した、アブラハム・マズローの唱えた説があります。
人間の心理を理論化したものがこの説であると言われています。

生理的欲求とは、人間が生きていくために必要な、本能に基づいた欲求。
安全の欲求とは、身の危険を感じる状況から脱して、安定したいという欲求。
愛情と所属・社会的欲求とは、集団に所属したり、仲間を得たいという帰属欲求。
承認欲求とは、誰かから認められたい、自分の価値を感じたいという欲求。
自己実現欲求とは、自分の願望を達成して満足感を得たり、更なる達成を目指したいという欲求。
そして最後に自己超越という、これら全てを満たした上に、自分の欲求を超えて他者へ与えるという貢献の領域の欲求が存在します。

これらは、下から順番に積み上げて行かなければ、本当の意味で満たすことができないもの。
今回のテーマ「衣食住」はどの段階に当てはまることか、分かりますか?
日本人は昔からボランティア活動に精を出す方が多いですが、自分自身が満たされていないのに、他人に与えようとしても、本当の安心感や貢献にはなりません。
自分や家族が満たされてこそ、心から喜んで周りに与えることができるということなのです。
あなたは今、どの段階まで本当に満足できているでしょうか?
 

|| 理想の自分とはどんな人間か

あなたの「幸せ」とはどんな状態かを、何となく少しずつイメージしやすくなってきたでしょうか。
8つの項目やマズローの欲求段階説から、自分の求める状態とはどんな状態かを、ぜひ考えて書き出してみてください。
そしてもう一つ、それと付随して考えていただきたいことが「理想の自分像」です。

あなたには憧れる人や理想とする人、尊敬している人やメンターはいますか?
その人丸ごとが好きでなくても、この人のここが好きということは結構あるんじゃないでしょうか。
それらを詰め合わせた人物…それこそが理想の人物像です。

わたしの場合は、コーチでもある恩師たちや、有名人で言えばオードリー・ヘップバーン、イチローさん。
ボディメイクの面においては泉里香さん、身近な人だと「反面教師」という言葉を教えてくれた祖母など沢山います。
その人たちを全て掛け合わせたら…とんでもなくすごい人になってしまいます。
一生かかってもそんな最高な人間にはなれないんじゃないかとは思うけれど、なれたら本当に最高だなとも思うし、1つでも2つでも近づけたら幸せだと思います。
大事なのは、理想の人物像に「なれるかどうか」ではなく「なりたいと思うかどうか」そして近づこうと努力するかどうかなのです。
 

|| カラダと心を整える

健康が土台になければ、幸せは作れないということは、これまでの内容からも言えることですが、健康に影響してくるものが多くあります。
肉体的な健康で言えば食事や運動が挙げやすいと思います。
心理的な健康で言えば人間関係や経済が大きく影響することが多々あります。
今回のテーマである「衣食住」は、体と心に大きな影響を及ぼすものでもあるでしょう。
筋トレをすることや美を追求することは、心の健康にも大いに繋がることでもあり、理想の自分を追いかける原動力にもなります。

ウエディングドレスを美しく着こなすためにダイエットに励む花嫁さん。
シックスパックを手に入れるためにジムに通う男性。
いつまでも若々しく美しくいたいから、365日日焼け止めやお手入れを欠かさない女性。
85歳でも現役で講師をするために、毎朝ジョギングをして、発酵玄米を食べるわたしの恩師。
わたしで言えば、60歳でも美しくビキニを着るために筋トレや食事に取り組んでいます。
あなたの理想の8つの「幸せ」項目の土台、健康とは具体的にどのような状態でしょうか?
 

|| 理想の「衣」

例えば70歳でも背中が大きく開いた真っ赤なミニドレスにピンヒールを履いて、しっかり背筋の伸びた姿勢でカツカツと颯爽と歩きたい。
90歳でもマスカラをして、口紅をつけて、美を意識して生きたい。
そういった願望は何か持っていますか?
挙げた例は、実際にわたしの友人や往年の女優が発言した内容です。

「歳だから」と言い訳を並べて、3段になったお腹に妥協をしたり、好きな服ではなく隠せる服を選んだりしていて、本当に幸せと言えるでしょうか。
自己肯定感とモチベーション」で扱った、モチベーションを上げるためには、感情が重要な役割を持っています。
たるんだお腹を見ることが嫌だと感じる「イヤ感」を避けるために何か行動をして、達成感や幸福感といったポジティブな気持ちを得るという仕組みは、大きなモチベーションになると心理学では言われます。
不快を避けて快感を得るという形です。
あなたのイヤ感はどこにありますか?
そしてそれを避けてどうなったら良いという願望を描きましょう。
 

|| 理想の「食」

ボディメイクも健康も食事が非常に大きく関係します。
体は食べたもので作られるとも言いますが、太らない人や健康状態の安定している人は、食習慣にも顕著に現れているのです。
例えば白いもの(白米、小麦粉、牛乳、白砂糖など)を食べない、油の多いものを食べない、野菜やタンパク質中心、お菓子やスイーツ、甘い飲み物を摂らない…
逆に、健康状態の悪い人のパターンも一緒に食事をしたり、SNSに載せている写真を見て分かってしまいます。

痩せている人には痩せている人の食生活の習慣があり、太る人には太る人の習慣、アルコール中毒者にはそのような習慣があります。
健康状態は習慣が作っていると言って過言ではありません。

美味しいもの、甘いもの、贅沢な食事。
それらが理想と言う人は多いでしょう。
でも、そればかりを優先して、理想の体や健康状態を崩しては、その後理想の食事はできないか、理想の体を諦めるしかなくなります。
それは幸せとは言えないでしょう。
かといって、好きなものを食べられないことも幸せではない。
普段は健康に重点を置いたシンプルな食事を感謝しながら頂き、月に数回、より幸せを味わえるものを口にすることで、幸福度が増していくのではないでしょうか。
 

|| 理想の「住」

多くの方は家庭を持ったら「マイホーム」という夢を描いたりします。
もちろん大きなお金のかかるものなので、なかなか理想というものを描くことも難しいかもしれません。
自分たちの財力で可能な範囲という条件の中での理想を実現させようとします。
でももし、例えば宝くじが当たったとしたら、本当の理想はどんな空間や場所でしょうか。

普段身を置く空間や環境は、その人の人生を大きく左右すると言います。
住む家や自室はもちろんのこと、乗る車も泊まる宿も移動で選ぶ席のグレードも働く会社も、そして究極は付き合う人も。
身近な5人の収入の平均が自分の収入と言われることがあります。
この人とは波長が合う、と無意識に表現することがあります。
暮らす部屋がどんな状態が心地良いと感じるか、どんな場所が好きと感じるかは、人それぞれ違うと思います。

「住」にフォーカスして例えるなら、物が沢山ある方が落ち着くという人と、ミニマリストのように物が少なくシンプルな方が心地良い人と様々です。
インテリアのテイストも、コンクリートやメタリックなクールな雰囲気が好みな人や、カントリー調の温かみのある雰囲気が好きな人、可愛らしいピンクやフリルが好きな人…様々です。

重要なことは、自分が本当に理想とする人間・なりたい人物が何を好み、何を快適と感じ、どんな生き方をしているかです。
どんな価値観を持って、どんな仕事をして、どんな収入を得ている人たちと付き合っているか。
どんな家具に囲まれた空間に暮らしていて、どんな車に乗り、どんな食べ物を食べているのか。
そこと今との違いが何なのかに気づくことが重要です。
 

|| 空間が影響する量子力学

スピリチュアル的として敬遠されがちな、引き寄せの法則というものは、量子力学という物理学を理論的ではなく感覚的に説明しているものです。
理論的に説明しても分かりにくいため、スピリチュアルと言われやすいのだと思います。

量子力学というものは、万物は全て目に見えないほどの小さな粒(素粒子)の集合体でできているということを理論的に説明しています。
素粒子をさらに細かくすると紐になり、その紐は振動していて、その振動が合うもの同士がくっついて物体が作られているということです。
波長や波動が合うという言葉は、この振動が同じ波の形をしていたり、一定の間隔でピッタリと合う場合に感じることだと言われます。
似た者同士が仲良くなったり、夫婦が年月と共に似てくるのも、お互いに影響し合って波長や波動が合うからかもしれません。

つまり、空間や付き合う人に人はとても影響されるということです。
「付き合う人は選べ」という言葉も、量子力学に基づいた、実はとても理論的な意味を持った言葉であると言えます。
あなたが今身を置いている「衣食住」は、未来の理想とするものとどれくらい合っていて、何を一番変えるべきだと思いますか?


〜健康、環境空間を本格的に学びたい方〜
株式会社Wellness Gate主催
セミナー一覧(健康)
株式会社AWARENESS主催
ICF(イメージ力)
無料セミナー一覧
無料会員登録の際は紹介者コード:AW334216を入力して割引クーポンをご使用ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?