お父さんに「ありがとう」って言えない私が、noteで父の日のメッセージを贈ってみることにした件

6月20日は父の日ですね。

小さい頃からお父さんっ子だった私は、2週間ほど前からソワソワしていました。
というのも、毎年父の日のたびに「感謝の気持ちを伝えよう！」と試みるのですが、いざお父さんを目の前にするとうまく思いを言葉にできないんです。
そこで、「今年こそは！」という気持ちで、どんな言葉を贈ろうか考えていました。

あと、父の日の贈り物を選ぶこと自体が、すごく難しいんですよね・・・。
とくに私の父は、これといった趣味もないので、毎年無難な贈り物になってしまうんです。

できることなら、今年こそは「お父さんにピッタリの物を選んだよ！」と言えるような贈り物がしたい・・・！
そして、今年こそはしっかりと感謝の思いを伝えたい・・・！

そこで、私は考えに考えました。

「思いを込められる贈り物・・・うーん・・・」

そんなとき、ふと「ソムリエール」というマンガを読んだことを思い出しました。
「ソムリエール」というマンガは「ワインに込められた誰かへの思い」が数々のエピソードで紡がれているマンガ。
心打つエピソードたちは、今も私の心に残っています。

私もこの「ソムリエール」みたいに、いつか、誰かへの思いを込めてワインを選んでみたいな。

・・・そうだ、お父さんにワインを贈ろう。

そうして、今年2021年の父の日は、ワインを贈ることに決めました。

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ワインを贈ると決めたら、早速ワインショップへGoです。

ワインショップは華やかすぎていつも落ち着きませんが、ワクワクを抱えながらワインを一本一本品定め。
実は私、最近になってワインの資格を勉強していたこともあって、各ワインの生産者の方々の思いや、ブドウが育った畑の歴史まで一つひとつ調べることにしました。

たとえば「フィリポナ クロ・デ・ゴワス（ゴワセ）」というワインのブドウ畑は急斜面に位置しているため、機械を運び込むことができず、畑での作業はすべて手作業。
並々ならぬ体力が必要になるんです。
そのため、方言で「急斜面の丘」、または「重労働」という意味をもつ「ゴワス」（ゴワセ）という名前をワインにつけたそうです。

なんだか「頑張るでごわす」という感じの名前でいいなぁと思ったりします。
頑張るお父さん向けのワインかもしれません。

あともうひとつ、「689セラーズ」という有名な生産者がつくる「サブミッション」というワインには、「もうひとつの提案」という意味が隠されているそうです。
まさに、父の日のプレゼントに、思いを込めた言葉と一緒贈る「もうひとつの贈り物」って感じがします。

名前ひとつとっても、ワインの世界は本当に奥深い・・・。

―そして数日後。

見つかりました！
お父さんにピッタリな1本のワインが！

それがこちらのワインです。

今年はこのワインに、お父さんへの思いを乗せて贈ろう。
そう思い私は、父にそのワインを贈ったのでした。

◆◆◆

私は実家から少し遠い地域に住んでいます。
だから直接の手渡しはできませんでしたが（コロナの影響もあり）、ワインは父の元へ無事に届いたようです。

一応、一本の電話を入れたのですが、電話越しだと照れてしまって感謝の気持ちをうまく言葉にできず・・・。
その上、たくさん思いを込めたはずのワインのこともきちんと説明できませんでした・・・。

なので、

このnoteに、私がお父さんに伝えたかった思いと、ワインの説明を綴っておこうと思います。

お父さん、父の日だね！
父の日にちなんで、仲のよい夫婦が営んでいるワイナリーのワインを選んだよ！

このワイナリーの畑では、のびのびと個性豊かなブドウが育つように、肥料や農薬を一切使わないみたい。
個性を伸ばして、のびのびと成長できるような環境をつくってくれたお父さんに重ねるところがあるなぁと思ったよ。

出来上がったワインは甘口なんだって。
でも、甘口なだけで終わらず、あと味を引き締めるような爽やかな酸味も感じられるワインみたい。

私はまだまだ甘い部分があるけれど、このワインの酸味のように、キリッとした爽やかな女性になりたいなぁ・・・。

あらためて、お父さん、いつもありがとね。

ああ、想いを綴れる場所があってよかった！

言葉って、相手に面と向かって伝えるのが難しいですね。
難しいというか、恥ずかしい。

来年の父の日こそは、きちんと対面でお父さんに思いを伝えられるように頑張ります。

最後までお読みくださりありがとうございました。

今回のnote、お父さんに教えようかな、どうしようかな・・・。

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