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『コロナ時代』真っ只中にいる私たちが考えなければならないこと

先日、緊急事態宣言が延長になり、気持ち的に『勘弁して欲しい』という声が聞こえてきそうだが、多分この”note”見ている人は、相当に耐性はできている人だと思う。

政府の専門家対策チームがメディアで話す言葉を聞いて、当初日本国民は

インフルエンザ、花粉の季節になるし、外も寒いし、自粛しよ!

という空気感だったと思う。それが、一瞬の気の緩みがでた直後、タイミング的にもオリンピック熱が一気に萎んだ瞬間、それまで停滞していた東京都で急増、、、、、都知事の『ロックダウン』発言をメディアが一斉に取り上げ、さらにエイプリルフール直前ということまでが重なり、

4月7日の緊急事態宣言につながった。

が、ここで という言葉が正しいかはわからないが、政府と国民と専門家に大きな”ミゾ”が生まれたと思う。つまりシンクロしなかった。

誰かのせいにしたい

感情が生まれた人もいるだろう。

政 府は 『全部伝えるとパニックになるだろう』
国 民は 『政府は何もしてくれないじゃないか』
専門家は 『早く教えろと言う、今まで勉強も何も国民はしてこなかったのに』


といった、不安感がわずかでもおきた人が身近にいなかっただろうか。

誰かのせいにすると言う人間の根本にある心理、

①自分を守る

②責任感が弱い

③自己肯定感が低い

④面倒を避ける などが考えられる、防衛機制の働きだ。

特に現代社会はスマホと SNSの普及で情報が超スピードで拡散し、ありとあらゆる場所から入ってくる。しかも、脳ミソが”オフライン”状態になっている時でも、メディアが情報を流出し続けるために、”オンライン”になる前に心理的なネガティブ要素が刷り込まれ、誹謗中傷や批判、中には差別といった善くない意味での”オンライン”行動にでているのが社会問題化している。

経済社会なので明日の生活が一気に不安化されてしまう。これが今の社会のウィークポイントだろう。何か起きた時に適切な対応への転換が難しく、舵取りができない教育で育った人が多いことの結果だと今は思う。

自粛そのものはまず我慢できた。

だが、ある意味、在宅ワークを押しつけられた格好になった人が多いだろう。それだけならまだいい。

家族がいる家庭だと、子供が学校にいけないので誰かが面倒見ないといけない。自立している子供ならまだしも、小さいお子様の場合は、普段と違う環境が毎日続く。ストレスが相互に働く可能性がある。

育児休暇を促進しているとはいえ、未だに日本社会は男性が外にでて、女性が子供の面倒を見るという風潮が非常に多いはずだ。離婚されて、お一人で育てておられる方もいらっしゃるだろう。そこにきて、手料理の回数も増える。宅配サービスも増える。・・・・些細なことでケンカにもなるだろう。

会社に行かなくても、仕事が回る。そこに疎外感・孤独感を強く感じる人もいるだろう。『自分は不要不急の人間じゃないか』という疑心暗鬼。そこから、生まれる”不審と不安と不満”。

それまで、12月末ごろから話題になり出してから、どれだけの人が準備していただろうか。どれだけ情報化社会で情報を入手しただろうか。ただ、朝起きてニュース見て、仕事に行って帰ってきて、お風呂入って、テレビ見て寝る というような普段の生活の中で、外国の話だったが、危機感は全くなかっただろうか。

中国→日本は中国人観光客で栄えていると言っても過言ではないぐらい、観光客が多い→2019年➡️2020年オリンピックにかけてさらに増加→インフルエンザ同様に感染者来るかも、毎年流行るし。あ、マスクないかも、買っておこう。と、行動した日本人はどれぐらいだろうか。

私は、引越しのタイミングということで、ハウスダストも少し苦手だったし、花粉症になりたくなかったこともありマスクを早めに手に入れていたのでラッキーだった。満員電車も怖かった。

対策は?何したらいい?どう気をつければいい?

少し”オンライン”で物事を冷静に考えてみれば、今使ってるスマホで簡単に検索・収集できるはずだ。なのにそれはしない人が多いから不思議だ。ここで話すものでもないが、5Gの未来社会は、ガンの発症が増えるから否定しているという話が一方である。だが、それは5Gの電波が問題というより、純粋に食生活とストレス、それこそウィルス感染の理由が多いことに気づくはずだ。

携帯電話が発売されて以降、もう40年経過しているが、癌での死亡者と、ストレスからくる自殺者、食事が食べれないことによる、餓死者。感染症での死亡者をそれぞれ比べてみるといい。

それを調べることもせずに5Gを否定している人が世界にいるのは驚きだ。

電化製品の力を一切借りず暮らしてみると分かる。食品は腐り、ご飯も食べれず、電気も使えない。それは人類が選んだ”選択”した道である以上、まずは情報をキャッチした上で、何をどうしていくのかを”自己責任”で考えて、”選択”し行動すること。そこに他者は関係ない。

時代はどんどん進化している。自宅にインターネットをつけたのはいつの話だろうか?携帯でさえインターネットが見れるようになって、もう20年以上経っている。

世界のあちこちで毎年新型インフルエンザ発生で大勢の方が亡くなる現実があるのに、どうだろうか、この平和な日本は。あれだけ、政府や専門家が、自宅にいてください、指数関数的に増加するか と叫ばれていたにも関わらず、マスクもせずに不用意に外出をしている人が多かったのではないだろうか。皆さんはもうご存知だろうが、感染者1万5千人のうち、日本国籍者は半数以下である。いまだに国籍不明者もいるのだ。

都道府県単位で自粛要請がでたその日に、大勢で飲み会をしていたり、熱があるのにライブハウスに出かけたりと、必要な情報は沢山溢れているだろう。すぐに何でも調べることもできるだろうし、何より、大切な家族や友人、愛する人に教えること・伝えることができるのではないだろうか。そのSNSやスマホを使って。

『デマ情報だから』『何が正しいのかわからない』は言い訳に聞こえる。防衛機制が無意識にそうさせている。だからこそ、”オンライン”の脳ミソにスイッチを切り替えて、周囲の大切な人にきちんとした情報を伝えていくことが、私たちが考えなければならないことではないだろうか。

そしてその情報を受け取る側の私たちも、否定することではなく、対決するのはあくまでも新型ウィルスであって、人ではないことを十分に理解し、誠実に受け止め感染予防に努め、生活を送る。結果的に、感染してしまった人には気の毒で、お亡くなりになられた方には心からご冥福を祈る。

幸いにも、新規の感染者は全国的に縮小傾向に入ってきている。このまま、日本人が誇りを持ってコロナに立ち向かい、和を結び平和な社会をこれから作っていく。コロナの前の社会に戻りたいと思った人がもしいれば、こう伝えてあげて欲しい。

『山手線内の土地価格でアメリ○が買えた時代の方が戻るならいいよ』と。


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