ラテン/ジャズを演奏することの魅力を伝えるために、音楽(特にリズム)への理解を深める入門書シリーズ
【概要・コンセプト】
一般的にクラシック音楽と区別されている「ポピュラー系音楽」にもいろいろありますが、
世界中に拡がって多くの人に好まれるようになった音楽、ロック・R&B・ソウル・ラテン・ジャズなどなど…はすべて、北米または中南米で生まれ発達してきた歴史を持ちます。
そして、それらには共通して「アフリカの音楽」というルーツがあるわけです。
(ヒットチャートを賑わすようないわゆる「ポップス」というのは、すべて上記のような音楽の要素を内包しながら進化してきていると思われるので同様ですね)
皆さんもご存知のように、中世 大航海時代のヨーロッパ列強が「新大陸」を開拓するために、アフリカを経由して現地の人を制圧・拉致し、奴隷という形で運び入れたことが発端となっています。
アフリカの音楽をルーツに持つ上記のようなポピュラー系音楽には、リズムの感じ方・考え方に独特の面白さがあります。音楽を構成する手法が、わが国日本で古来から続けられてきた音楽とかなりかけ離れているのです。
民族的な音楽のルーツにアフリカの要素がまったくないわれわれ日本人には、この音楽感覚を理解し実践(演奏やダンスなど)するのがなかなか難しいと思われます。
このシリーズでは、アフリカにルーツをもつ音楽の中でも、わたくし斎藤タカヤが長年携わってきたラテン/ジャズについて、特にリズムの考え方や扱い方に着目し、詳しく分析して得られた情報を解説していきます。
日本人の演奏者が、より本物に近づくためのアイデアをちりばめながら進めていきたいと思います。
ご自分で楽器を演奏する方も、もちろんそうではないけどポピュラー音楽が好きなかたでも。どうぞ楽しんでご一読いただけますよう、よろしくお願いいたします!
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