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2021年6月の記事一覧

手紡ぎ毛糸*2号完成

手紡ぎ毛糸*2号完成

糸紡ぎ機を使っての、初めての毛糸が出来たんです。
手紡ぎ機が来てから、まだほんの半月だと言うのに。
スピンドル手紡ぎをした時は紡ぐだけでもかなりかかったんですが、足踏みとはいえ機械の力って凄いですね。
スピンドル手紡ぎでの毛糸が第1号、今回作ったものが2号となります。

前回、自作のブレンディングボードでローワッグを作ったのをご紹介しましたが、実はその前にもハンドカーダーで同じようなローワッグを作

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DIYブレンディングボード*前編

DIYブレンディングボード*前編

スピンドル紡ぎをしている時に、次の紡ぎの為に欲しい!と思っていたものがあります。
それがブレンディングボードです。
紡ぐ前に、羊毛などの繊維を好みに混ぜる為に使うものです。

前回のスピンドル紡ぎの時は、原毛を解す為の道具であるハンドカーダーを使いローワッグという細い筒巻き状の束を作りました。
このローワッグから紡ぐと、繊維同士が絡まりふわと空気を含んだ柔らかく弾力のある糸になります。
毛の長さの

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憧れの糸紡ぎ機

憧れの糸紡ぎ機

糸紡ぎに興味を持ってから、いつか糸紡ぎ機で紡いでみたいと憧れていました。
素敵ですよね。
カラカラと回転する糸車と、手からスルスルと伸び紡がれていく糸との静かな時間。
童話の世界に出てくる昔の道具、特別な技術を習った方が使う道具、というような認識でいました。
なので、こんなにもスピニングが人気があり、プロアマに関わらず糸紡ぎ機を愛用している方が多いとは思わなかったです。
編み物はずっと好きでいまし

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大事な糸はずっと大事にできる作品にしたい

大事な糸はずっと大事にできる作品にしたい

少々間が空きましたが、スピンドル紡ぎで作っていた毛糸の続きをしたいと思います。
今回は撚り止めから編むまでの話を書きます。
前回の様子は以下からどうぞ。

スピンドルで撚りを掛けていった糸は一本で単糸です。
これをもう1つ作り2本の単糸を撚り合わせ双糸にします。
単糸だけでは撚りが弱く戻りやすいです。
なので、2本を逆方向の撚りで合わせることでよりしっかりした糸になるそうです。

私も最初は単糸2

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染めて編む*スパイラルソックス

染めて編む*スパイラルソックス

靴下編みを始めた頃、絶対編むわコレ‼︎と思って購入した書籍があります。
「ベルンド・ケスラーのスパイラルソックス」
難関のカカトなしで、サイズも気にせずグルグル編むだけなんて、なんて素敵な靴下‼︎
ソックヤーンに馴染みの少ない頃だったので、美しい段染めの色柄にうっとりしつつページをめくっていました。

でも不思議なんですよ。
それほど簡単で編みたいと購入したのに、本棚に並べた途端スーッと気力が薄れ

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