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染めて編む*スパイラルソックス

靴下編みを始めた頃、絶対編むわコレ‼︎と思って購入した書籍があります。
「ベルンド・ケスラーのスパイラルソックス」
難関のカカトなしで、サイズも気にせずグルグル編むだけなんて、なんて素敵な靴下‼︎
ソックヤーンに馴染みの少ない頃だったので、美しい段染めの色柄にうっとりしつつページをめくっていました。

でも不思議なんですよ。
それほど簡単で編みたいと購入したのに、本棚に並べた途端スーッと気力が薄れてしまいました。
その頃3足目の靴下に取り掛かっていた頃でもあり、なんとなく目数や針サイズも好みが分かってきて、トゥアップの靴下でマチありはカカトも編みやすいんだな、などといったことに出会っている最中でもありました。
難しいと思っていた事が分かるようになり、徐々に普通の編み方で慣れてきている時期です。

まぁ、簡単なものならいつでも挑戦できるだろう。
そう思っていたら、なんと3年以上時間が過ぎちゃってました。
「いつか、いつか」「後で、後で」はホント私の悪い癖。
やると思って準備万端になると満足してしまう傾向があるんですよ。
もう若くもないんだから、即実行、即決断のキビキビした人生に変えていかないと、山ほど後悔して旅立たないといけないことになります。
いかんいかん。
どんどんやりたい事はやっていこう!

スパイラルソックスですが、最近でも変わらずSNS等で完成の投稿をチラホラ見かけます。
やっぱり可愛いし根強い人気パターンです。
せっかく気がついた良い機会なので、ここは後悔しないよう試しておきたいと思います

さて。
書籍で紹介されているのはオパールやショッぺル、レギアなど有名ソックヤーンブランドの糸です。
カラフルで個性的なドイツヤーンに私も負けじと、以前に試作で染めた段染め糸を引っ張り出してきました。

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いつもふわふわとした色混じり糸が多いですが、これはしっかりと色が分かれているタイプです。
出品で多く出している段染め糸はショートピッチという短い色柄が繰り返し出てくるものなのですが、こちらはロングピッチ。
数段ごとにストライプ柄が出てきます。
有名メーカーのソックヤーンが、こういった染めタイプですね。

こうして手染めでも出来るのですが、市販品で沢山発売されていますし、手間も割と掛かるんです。
あんまり染めなくてもいいかな?と思う染めなんですが、とりあえず出来るようにはなっておこうと試作していた糸なんです。

えー、そんなこんなの段染めを使って編み始めました。
試作なんで、全然好みの色合いではないのですが仕方がないです。
日常用で何も考えずに履く靴下として、ヘビロテしていた安物の寿命がつきそうなので、それの代わりに履き倒したいと思います。

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書籍が3mm針をお勧めしていたので、3mmで。
いつもは2.25mmの細目の編み地が好きなのですが、3mmの編み地はとってもふんわりしていて、こういうのもいいなと感じました。

毎日コロコロと変わる天気に翻弄されながら、ぼちぼちと編みました。
犬に乗られながら、猫に乗られながらです。

輪針で始めたんですが、途中から5本針になりました。
この5本針の話はまた次回書こうと思います。

短めなスパイラルソックス完成です。
編み始めから8日くらいですが、触ってない日もあるので片足2〜3日ですね。
嘘みたいに簡単でしたよ!
次どうするの?とか、この記号なんだっけ?とか全く思わないで編めちゃいます。
これは編み物初心者さんや靴下ちょっとやってみたいという方には、かなり嬉しい作品なのではないでしょうか。

履き心地についてもかなりいいです。
3mmで編んでいるので、ふわふわした柔らかさが際立ってます。
伸縮が凄くてフェット感が抜群です。
びっくりしたのが、試しに履かせた25.5cmの旦那さんがフィットしてるって言った事です。
私24cmで書籍通りで編んだんですが、いけるんですね25.5cmでも!
まぁ、ちゃんと履かせるつもりで編むには、きっともう1号針サイズを上げたほうが良さそうなんですけどね。
他の靴下じゃ、とても足全体なんて入りそうもないので驚きでした。

ここまで、簡単に編めて、サイズも幅広く対応でき、履き心地抜群!と言う事なしなんですけど、やっぱり気がかりなのは、履き続けることにより変形しないのかな?という不安です。
カカトになる位置が履く度に違うので、伸びて膨らんだところが洗っても戻らない…なんてなるんでしょうか。
数回試し履きしてる程度なんで、これは時間を置かないとまだ分からないですね。
追記として、何度か履いたり洗濯した後の様子も後日残したいなぁと思います。

とりあえず初スパイラルソックス、大満足な完成でした♪

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