つくえ

机の引き出しは多い方がいい。中身は沢山詰まっている方がいい。 見て、聞いて、読んで、触…

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机の引き出しは多い方がいい。中身は沢山詰まっている方がいい。 見て、聞いて、読んで、触って、心ゆくまで詰め込みましょう。 沢山集まったら、細かく包んで、そこら辺に並べておきましょう。 いつか、誰かの、何かに役立ちますように。

記事一覧

投資に全てを委ねるのか?

新NISAをきっかけに投資に手を出す方が増えているようです。 投資は、しないよりはした方がいいのは確かでしょう。 しかし、経済的に豊かになろうとするなら、投資一本全力…

つくえ
1か月前
2

生きるということ。活きるということ。

会社員一本で生きるというのは、ある意味背水の陣です。 その会社に居られなくなったら、支出は今まで通りあるのに、収入はない、という状態になってしまうからです。 何か…

つくえ
1か月前
2

面白い、楽しい、カッコイイ、美しい、悲しい、切ない、苦しい、腹立たしい。
人の感情を揺さぶるのは、人の感情や体験から生まれた作品だと思う。
それを歪めて、丸めて、血の通わない、何の価値もないゴミにできてしまう。
世の中をつまらなくするために全力を尽くす人がいる。
ただ恐ろしい。

つくえ
1か月前
1

物事の成果を出すのに人格やモチベーションは関係ない
やる気がなくてもやればおわる

わかってる
わかってるんだよね

つくえ
1か月前

明日からまた頑張ろう…

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1か月前

机上詩片㉑「内なる森」

不平不満 語るに落ちる 欲求不満 ドツボにはまる 耳を澄ませ 内なる森に 迫り来る宵闇に 獣達の唸る声を聞け 耳を澄ませ 内なる家に 守るべき同胞(はらから)の…

つくえ
1か月前

机上詩片⑳「マッチ」

真っ暗闇は こわいこわい 真っ暗闇には あかりが欲しい マッチを求めて オロオロウロウロ 手探りで 探し当て ランタンに 火を灯す 足元に 伸びる影 真っ黒で 真…

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1か月前
8

机上紙片⑲「待っていた」

待っていた 待っていた ガラスの靴を待っていた 黒いドレスで待っていた ブランコ揺らして待っていた 赤いシャツを待っていた 夕焼け眺めて待っていた あなたが来る…

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1か月前
2

机上詩片⑱「赤っ恥、青っ恥」

赤っ恥 青っ恥 色は違えど同じ恥 赤っ恥の 赤い顔 青っ恥の 青い顔 恥っかきの 君と僕 顔付き合わせ 睨み合う 赤っ恥の 赤い君 青っ恥の 青い僕 色は違えど…

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1か月前
1

机上詩片⑰「抜け殻」

道は常に 前にだけ 伸びている 足は常に 前に向かって 歩いている それなのに 時折 心だけが 後ろに 置き去りになる それでも 抜け殻の足は 歩き続ける 心を…

つくえ
2か月前
3

机上詩片⑯「夜の帳」

一日が終わる 長くて短い 一日に 夜の帳が 降りてくる 真っ暗闇の カーテンが 今日の舞台の 閉幕を 慎ましやかに 告げに来る 風がぱたぱた 吹いてきて 惜しみのない 拍…

つくえ
2か月前
1

机上詩片⑮「レイルウェイ」

いつからか 四角い箱の中 レールの上 揺られながら 流れる 景色を ただ 眺めていた 代わり映えのない 日常は  なにもかもが 順調すぎるくらいで 涙もでない …

つくえ
2か月前

机上詩片⑭「ねこ」

みなもにあぶく ちいさなあぶく ぽこぽこ ぽこぽこ ちいさなあぶく すきとおる みずのなか めをこらす じっとみる ぽこぽこ ぽこぽこ さかなのこ くちを ぱく…

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2か月前
3

机上詩片⑬「ナイフ」

鋼のナイフは 命を殺す 切っ先向けて 握り締め 肉を 骨を 心臓を 突き刺し 切り裂き 抉り取る 切れば切るほど錆付いて 砥いで磨いて元通り 言葉のナイフは 心…

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2か月前
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机上詩片⑫「耳の歌声」

夕暮れの 帰り道 誰もいない 帰り道で 不意に聞こえた あの歌が 旅の途中 耳に届いた 誰かの歌が 名前も知らない 誰かの歌が おぼろげに けれど力強く 脳裏に…

つくえ
2か月前
2

机上詩片⑪「灰色」

テレビで、ネットで、噂話で 耳に流れて来るニュース 窃盗、殺人、汚職事件 遠い 遠い 自分とは直接関わりのないところで 毎日のように繰り広げられる 黒い 黒い …

つくえ
2か月前
1

投資に全てを委ねるのか?

新NISAをきっかけに投資に手を出す方が増えているようです。 投資は、しないよりはした方がいいのは確かでしょう。 しかし、経済的に豊かになろうとするなら、投資一本全力投球は筋がいいと言えるのでしょうか。 長期インデックス投資では、途中で上下するものの、最終的には平均して年利3~5%程度を想定するのが理想とされています。 当然、元本が少なければ利益も少ないので、入金力、つまりは毎月どれだけ積み立てるか、という金額が重要になります。 しかしながら、今年の年初から毎月5万円を積み

生きるということ。活きるということ。

会社員一本で生きるというのは、ある意味背水の陣です。 その会社に居られなくなったら、支出は今まで通りあるのに、収入はない、という状態になってしまうからです。 何か夢を追いかけようとしたり、イヤなことから逃げようとして自発的に会社を辞めようとしても、生活の維持と天秤にかけなければいけません。 これは失う恐怖に支配されて身動きが取れなくなっていると言ってもよいでしょう。 フリーランスは会社員と比べて自分で仕事を取る努力ができますが、それでも仕事を勝ち取らなければ生き残れません。

面白い、楽しい、カッコイイ、美しい、悲しい、切ない、苦しい、腹立たしい。 人の感情を揺さぶるのは、人の感情や体験から生まれた作品だと思う。 それを歪めて、丸めて、血の通わない、何の価値もないゴミにできてしまう。 世の中をつまらなくするために全力を尽くす人がいる。 ただ恐ろしい。

物事の成果を出すのに人格やモチベーションは関係ない やる気がなくてもやればおわる わかってる わかってるんだよね

明日からまた頑張ろう…

机上詩片㉑「内なる森」

不平不満 語るに落ちる 欲求不満 ドツボにはまる 耳を澄ませ 内なる森に 迫り来る宵闇に 獣達の唸る声を聞け 耳を澄ませ 内なる家に 守るべき同胞(はらから)の 怯え震える声を聞け 重い重い 槍を持て 不安の獣を追い払い 不満の獣を一突きにして 不穏の夜をねじ伏せろ 耳を澄ませ 内なる森に 訪れる夜明けに 獣達の慄く声を聞け 耳を澄ませ 内なる家に 守るべき同胞の 安堵の溜息を聞け 内なる森に光あれ

机上詩片⑳「マッチ」

真っ暗闇は こわいこわい 真っ暗闇には あかりが欲しい マッチを求めて オロオロウロウロ 手探りで 探し当て ランタンに 火を灯す 足元に 伸びる影 真っ黒で 真っ暗で 大きくって こわいこわい 照らせど照らせど 後ろにまわる 真っ黒なかいぶつの 足にマッチで火をつけた やがて真っ黒なかいぶつは 真っ赤な炎に包まれて そして白い 骨になった 白い骨の 下敷きになった

机上紙片⑲「待っていた」

待っていた 待っていた ガラスの靴を待っていた 黒いドレスで待っていた ブランコ揺らして待っていた 赤いシャツを待っていた 夕焼け眺めて待っていた あなたが来るのを待っていた となりのブランコ揺れている 小さな小さな女の子 いつからそこでまってるの? 悲しそうにつぶやいた 鳴り止まない鐘の音 鳥の羽ばたく音がして 白い羽根が空を舞い 黒いドレスを染め上げた 誰もいない公園に 真っ赤な真っ赤な夕陽が沈み ブランコだけがキイキイと 音をたてて

机上詩片⑱「赤っ恥、青っ恥」

赤っ恥 青っ恥 色は違えど同じ恥 赤っ恥の 赤い顔 青っ恥の 青い顔 恥っかきの 君と僕 顔付き合わせ 睨み合う 赤っ恥の 赤い君 青っ恥の 青い僕 色は違えど 笑い草 指差しあって 笑い合う 赤い顔 青い顔 笑い合って 混ざり合う 笑った顔は 赤くない 笑った顔は 青くない 紫でも ないんだけれど

机上詩片⑰「抜け殻」

道は常に 前にだけ 伸びている 足は常に 前に向かって 歩いている それなのに 時折 心だけが 後ろに 置き去りになる それでも 抜け殻の足は 歩き続ける 心を措いて 前へ 前へ

机上詩片⑯「夜の帳」

一日が終わる 長くて短い 一日に 夜の帳が 降りてくる 真っ暗闇の カーテンが 今日の舞台の 閉幕を 慎ましやかに 告げに来る 風がぱたぱた 吹いてきて 惜しみのない 拍手をくれた カーテン下りた 舞台裏 真っ暗闇で 音もなく 役者もセットも 動き出す 明日を演じる 下準備 舞台の上では 団長が 皆々さまに ご挨拶 本日の演目 お気に召したら 幸いです 皆様どうぞ お気をつけて お帰りを おつかれさま おやすみなさい

机上詩片⑮「レイルウェイ」

いつからか 四角い箱の中 レールの上 揺られながら 流れる 景色を ただ 眺めていた 代わり映えのない 日常は  なにもかもが 順調すぎるくらいで 涙もでない  涙もでないんだ 暇つぶしに 手にとった 世界さえ 僕らを 満たしては くれない どこでもいい ここじゃない何処かへ 僕らを連れだして 誰でもいい 誰でもいいから 退屈に 慣れたフリして 揺られ続ける 僕らは 流れる 景色さえ もう 見なくなっていた

机上詩片⑭「ねこ」

みなもにあぶく ちいさなあぶく ぽこぽこ ぽこぽこ ちいさなあぶく すきとおる みずのなか めをこらす じっとみる ぽこぽこ ぽこぽこ さかなのこ くちを ぱくぱく さかなのこ おいしそう てをのばす おいしそう じっとみる みずおと ぱしゃり みずたま ぱしゃり てをみる ぽたり みずたま ぽたり うつむいて ひとこえ なく にゃあ

机上詩片⑬「ナイフ」

鋼のナイフは 命を殺す 切っ先向けて 握り締め 肉を 骨を 心臓を 突き刺し 切り裂き 抉り取る 切れば切るほど錆付いて 砥いで磨いて元通り 言葉のナイフは 心を殺す 口から飛び出す 無形の刃物 左の刃で 標的を 右の刃で 持ち主を 飛んで回って 切りつける 危険な危険な 諸刃のツルギ 切れば切るほど 鋭くなって 錆のニオイが キツくなる 傷も 刃も 悪臭も 二度と 元には 戻せない 鋼のナイフ 言葉のナイフ ためらい傷が一番痛い 一思い

机上詩片⑫「耳の歌声」

夕暮れの 帰り道 誰もいない 帰り道で 不意に聞こえた あの歌が 旅の途中 耳に届いた 誰かの歌が 名前も知らない 誰かの歌が おぼろげに けれど力強く 脳裏に焼き付いて 離れない 耳の歌声

机上詩片⑪「灰色」

テレビで、ネットで、噂話で 耳に流れて来るニュース 窃盗、殺人、汚職事件 遠い 遠い 自分とは直接関わりのないところで 毎日のように繰り広げられる 黒い 黒い 話 優しさ、思いやり、助け合い いつもの通り道 行き交う人々 変わらない日常の中に 時折 見つかる 白い 白い 気持ち 白いままでいられたら 黒い靄が払えたら けれども心はウラオモテ 天秤のように オセロの石のように 白と黒の間を 行ったり来たり だとしたら 心動かない時は