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スコトーマ(心理的盲点)を外す【音声と文章】

山田ゆり
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人は目の前にあるものを見ているようで実は全部は見ていないのです。

もう少し詳しく言うと、目には入っているのですが、その見える情報が自分には関係ないと判断して、見えていないことに自分の脳が勝手に決めてしまうのです。



例えば、こんなことはないでしょうか。
普段、通勤で運転しながら通る道なのに、「あれ?こんなところにこんなお店、あったっけ?」と思うことはないでしょうか。

運転中は信号機や標識、道路を歩く人、自転車の人、さまざまなものを見ながら運転しています。
とても頭を使っていて、たくさんの物を見ています。(見ていると信じています)



しかし、例えば休日に同じ道を走りながら「おなかが空いたなぁ~。どこかで食事をしたいなぁ」と思って運転していて、普段、気が付かなかったお店に気づくことはないでしょうか。



私は普段、運転する側ですが、休日に娘の車の助手席に乗ると、見る景色は、運転している時とは全く違います。


運転中は、危険を察知できるようにと、道路標識や周りの車の動きなど、自分の運転に関連するものしか自分は見ていないのです。

でも、助手席に座ると、新しくできたお店や田んぼに水が入ったとか、今日の雲は面白いカタチだとか違う景色が見えます。



脳は目に見えているもの全部を認識していないからこういうことが起こります。
運転していたら運転に関する情報が重要と判断して、重要度が低いものは見えているのにその情報は無いものとして意識から外してしまいます。これをScotomaスコトーマと言います。
ギリシャ語で「暗闇」という意味だそうです。



スコトーマの説明で有名なものの一つに、ある白黒の画像があります。
その画像は見る人によっては、燭台(ろうそくの台)に見えたり、人が向かい合っている画像に見えたりします。


それは、画像の黒色の部分を意識してみると燭台に見えます。燭台に見える人は、人の画像には見えません。黒色の重要度が高いために白色の方は見えているのに、「自分には関係ないから白色の方は認識しない」と脳が判断してしまうのです。

見えているのにその情報の重要度が低いために見えていない。

これを「心理的盲点」(スコトーマ)と言います。




このようにスコトーマは、自分が今必要である情報だけを認識していて、重要度が低い情報は、本当は目の前にあるのに、それを認識しにくい状態をいいます。




これをしたいと頭では考えているのですが、なかなかできなことはないでしょうか。

今日はこれとあれとそれをしようと思った時、全てをやり遂げられる時もありますが、つい、SNSなどにはまってしまって、やろうとしていたことを忘れてしまいがちです。


それは自分が受け取る情報の重要性が低いから意識できないのです。心理的盲点「スコトーマ」がかかっていて、やろうとすることを重要視していないので、それを脳は認識していないのです。

つまり、スコトーマを外すには情報の重要度を上げればいいということになります。



では、情報の重要度を上げるにはどうすればいいのでしょうか。その代表的な例として付箋の使用があります。


やりたいことやしなければいけないことを付箋に書いて、手帳やPCに貼っておくと、脳はそれを重要なことと認識して見えていると判断し、人の意識に残ります。

やりたいことをするにはスコトーマを外すことが重要なカギになります。




脳は利口そうに見えて実はそうでもないことをあなたは知っていますか?



脳の働きを知ると自分の行動を自分で動かすことが可能であることが分かり、希望が湧きます。




あなたには今、どんなものが見えているでしょうか。




見えているものだけが真実ではないということを知ると、自分の新しい可能性を見つけることができるかもしれません。






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スコトーマ(心理的盲点)を外す

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