「うるさい！」


隣の部屋から姉ちゃんの怒鳴り声が聞こえた。
やべぇ。
つい、ゲームに夢中になって大きな声を出してしまった。



机のデジタル時計は昨日を超えていた。

また「明日」を迎えた。



僕はあれから何日も何年も
生きている手ごたえを感じない明日を迎えている。


今日、何もしなくても明日はやってくる。



時間は僕を裏切らない。
1秒も止まることなく時を刻む。


しかし、その確実性が僕を時々奈落の底に落とす。
僕だけが世間から隔離されているような感覚になる。


実際は、誰かにそんな気持ちにさせられているのではなく
自分がそういう気持ちになることを選んでいるだけなんだと僕は自覚している。



「生きる」って何なんだろう。







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1942日目。
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#66日ライラン