長谷川美智子さんのこちらのnoteを拝読し
遠い昔を思い出した。



「希望の朝」　
https://note.com/kusaotoko/n/n3a5175b07fc4

「運命」
https://note.com/kusaotoko/n/nd56728dd0f4b




私の夫はヘビースモーカーで、一升瓶の日本酒は２日目には空になる人だった。


独身の頃、「結婚相手は絶対、お酒もたばこもしない人」が条件だったのに
恋は盲目とは私の事だった。
大恋愛の末に結ばれた私は、ヘビースモーカーで大酒飲みの夫と結婚してしまった。


身体の事を心配してお酒やたばこを控えめにするよう、その都度言ってみるが、「人は死ぬときは○ぬんだ。」といって、量を減らすことはなかった。



しかしである。
私が第一子である長女を生んだその日に、「俺はこれから酒もたばこもやめる」と、夫から神妙な顔で言ってきたのである。
まさに、長谷川さんの「希望の朝」のように。

私が何度言っても馬耳東風だったのに、自分が「父親になった」という自覚が夫をそうさせたのだろう。

「我が子の誕生」はそれだけ劇的なことなのだと思う。



ただ、禁酒禁煙は数日で終わった。
その後は、あの言葉は幻だったのかというほど、元の夫に戻ってしまった。
長谷川さんが書かれているように、私の場合も長女が夫に一瞬、魔法の杖を振ったのだと思う。




夫がお酒もたばこも止めると言ってくれたあの時の感動は、夫からでもあり娘からでもある「プレゼント」だったと思う。


素敵なプレゼントだった。

人生って、時々、思いもしないプレゼントが届くよね。


ありがとう。






note毎日連続投稿2000日をコミット中!　
1914日目。
※聴くだけ・読むだけ・聴きながら読む。
どちらでも数分で楽しめます。#ad


思いもしないプレゼント




#66日ライラン