顔_2

冬は始まったばかり【音声と文章】

山田ゆり
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今回は
冬は始まったばかり
ということをお伝えいたします。
5分22秒の音声です。
音声と文章どちらでもお好きな方をどうぞ。

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**文章はここからです***
私は愛されています。
大きな愛で包まれています。

三人の娘たちが愛おしい。
笑い声が絶えない我が家。

夫の急逝で私たち親子は
いろいろな壁にぶつかりながら
日々前進している感覚を
掴んでいます。

あなた、私たちは大丈夫。

ありがとう
あなた。



おはようございます。
山田ゆりです。

今回は、
=============
冬は始まったばかり
=============
ということをお伝えいたします。


休日の日曜日は
うっすら積雪があったが
比較的暖かかったから
ずっと気になっていた
庭の柿の木の始末をした。

そして、今後のために
雪かきの道具一式と
長靴を外玄関に用意した。


いままでは私が言わなくても
夫が全てやってくれた事。

いつの間にか
便利な同居人と思っていたのかもしれない。


本社が東京という会社に勤めていた頃は
最低でも2か月に1回は
出張があった。
性別を問わずに、できる人は昇進していった。


田舎の中小企業のウチの会社は、
女性に役職を付けることはあまりない。
まして、出張なんてほとんど皆無。

このまま役職なしで定年を迎える
と思っていた矢先に
今年、私は会社で初めての役職をいただいた。

一番下の役職だが、
やはり、「認められた」と内心嬉しかった。

そして、数年ぶりに出張があった。

副業の方も、やる事が増えて
手一杯だった。


仕事と副業に割く時間が多くなり
その分、家庭の事が疎かになっていった。

「ごめん、あと少し。
あと少し頑張れば軌道に乗るから。」

と、心の中で夫に手を合わせていた。


この状況に神様は
目を覚ませ、
と私に喝を入れたのだと思う。

夫の死で。


もう少し
あと少しだから
ごめん、許して


その少しはいつまで続くのか?
何のために副業を始めたのか?

家族のために始めた副業のはずが
家庭を疎かにしている。


何かを成し遂げようとするとき
いつも通りの事をしていたら
成し遂げられない。

頑張らなければいけない時がある。


家庭を二の次にして
PCを打つ私に
夫は何も言わなかった。

言わない事を良い事に
「ごめん、あともう少し」を
私は心の中でつぶやいていた。


私の場合、
家庭を犠牲にする度合いや時間が
多すぎたと思う。

私に苦言を言っても
きっと私は「でも」と思っていただろう。


だから、夫の死という
私にとって一番つらい出来事で、
私が自ら気が付いて
軌道修正するように
仕向けたのではないだろうか。


そして、やっと私は
自分の愚かさに気づいた。

夫にもっとおいしい料理を
作ってあげればよかった。
夫にもっと優しくしてあげればよかった。

夫の話をもっと聞けばよかった。


反省ばかり。


でも、今、気づけてよかった。
そうでなければ、
助長した私になっていたかもしれない。


これから積雪の季節がやってくる。
朝は勿論だが、日中、雪が降ったら
帰宅後の我が家は、
雪で車庫までたどり着けない。

乗用除雪機に乗って
朝も日中も除雪をしてくれた夫は
もういない。

だから今年の冬から、私たちは
朝も帰宅後も除雪に時間をとられる。

そこで私は時間の使い方を
もっとシビアに考えた。

今年の冬、それを試したい。
雪が解けたらその成果をお伝えしたい。



今回は
=============
冬は始まったばかり
=============
ということをお伝えいたしました。

本日も最後までお聴きくださり
ありがとうございました。

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日にしましょう。

山田ゆりでした。

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