※今回はこちらのnoteの続きです。
↓　「老いること」
https://note.com/tukuda/n/n2c1be620a79b





恐らく自分で自分にフレームを付けていたのだと思う。




最近、右手の動きが悪くなっていた。うまく手を動かすことができない。

ブラインドタッチで軽やかに入力するのが自慢の一つだったが、今は一文字一文字打っている状態だ。

特にマウスを握って動かす（ドラッグする）ことがとても困難になってきた。




昨日も同じように不便さを感じながら会社で日中、ＰＣ作業をしていた。

夕方３時頃には疲労感でいっぱいで、肩は凝るし右腕はだるい。やらなければいけないことがやりたいことを阻んでいて、それがストレスになっていた。


休みたい。
ＰＣを触らない一日を過ごしてみたい。
でも、仕事が溜まっていて休めない。

右手がだるくてそれが腕や首・脳内に伝わり、仕事に対する意欲がゼロ、いや、マイナスになっていた。




その日、あまりに体調不良で、会社の帰りに整形外科クリニックに行った。
そこはいつも患者さんで待合室がいっぱいのクリニックである。


事前に症状を看護師さんに聞かれた。そして診察の前に、首の前後左右のレントゲンを数枚撮っていただいた。


待つこと数十分。
やっと呼ばれ、診察室に入る。
看護師さんに促されて座った目の前には先ほど撮っていただいたレントゲン写真があった。

そして、先生は、右手のだるさは首からきているかもしれないとおっしゃった。

特にこれといった悪いものはなく、一般的な老化は少しみられるが年齢からして相応なのだそうだ。



何か大きな病気が発見されたらどうしようと思っていたが、健康診断でオールＡだったのを証明するように、ここでも、「あなたは年相応に身体は変化していますが、どこも悪いところはありません。」と言われたようなものだった。


そして、先生は、ＰＣに向かう時は椅子を高くするようにとアドバイスを下さった。
また、身体を前かがみにして画面を見るようなことはしないようにとおっしゃった。

更には、首をあまり動かさないようにともおっしゃった。


あぁ、私、最近、腕や首がだるいから、首を回したり斜め上を無理に見上げたりしていたが、私の場合、それは逆効果だったのだと分かった。


素人判断は逆効果を招くと痛感した。


最近の手のだるさは、拇指ＣＭ関節症からくるものだと、自分で勝手にフレームを付けていた。

そして間違った対処法をし、悪化させていたのだと気づいた。


やはり、具合が悪い時はその道のプロである医師に診ていただくのが大事だと改めて感じた。



今回の症状は年相応の老化による首が原因であることが分かった。
そして、痛み止めを処方していただいた。

先生の説明によると、痛み止めの薬の中で一番小さいものを処方していただき、一週間それで様子をみて、もしも効き目がなかったら少し量が多い物にする予定であることを説明された。


私は今回、右手から首のあたりのだるさは、
拇指ＣＭ関節症の手が原因だと、勝手にフレームを付けていたが、どうやら手ではなく、首が原因らしいと分かった。


物事を「これはこうだ」と勝手に決めつけてはいないか。

例えば500ページ近い書籍が目の前にあるとする。
それは「書籍」ではあるが見方を変えると違う枠組み（フレーム）になる。



眠くなってそれを枕にしたら、その書籍は「枕」になる。

押し花を作るためにその本を使えば「押し花を作る材料」になる。

ドアを少し開けておきたくてドアに挟んでみたら、それは「ドアのストッパー」になる。

カップラーメンにお湯を入れて、その蓋の上に乗せたら「蓋」になる。



普段、私たちは「書籍」を「書籍」というフレームでしか見ていないが、別の角度から見ると、それは「枕」「押し花を作る材料」「ドアストッパー」「蓋」などにもなるのだ。



物事は視点を変えると新たな意味を見出す。
この視点を変えることを「リフレーミング」という。


「もうだめだ」と思うことが起こっても、見方を変える（リフレーミングする）つまり、焦点の当て方を変えてみると新たな展開が待っているかもしれない。



だから、一つのことに執着せず、物事を見る角度を変えたり、視点をかえたりして、柔軟な思考を心がけたいものだ。



行き詰った時は、いつもの枠組みではない視点から見てみよう。
リフレーミングで、主観や思い込みから脱却できるかもしれない。




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音声収録中に「お風呂が沸きました」の音楽が入ってしまいました＾＾



リフレーミング

#66日ライラン