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プラス1時間を与えられる世界(妄想の世界)【音声と文章】

山田ゆり
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どこに居ても
何をしても

ひとりで居ても
誰かと居ても

一日は24時間。




しかし、20XX年から

充実した時間を過ごした人だけに
プラス1時間が与えられるように法改正が行われた。



この制度が始まった当初は、そんなことが本当に可能なのか誰もが懸念した。
そのプラスされた時間から戻ってきた時に、何かしらの違和感を抱くのではないだろうかという不安があった。

しかし、プラス1時間を与えられた人が現れてきて、その人達の口コミがすぐに拡散され、その高評価が世間に知れ渡った。

それはどんなことをすれば該当するのかは明言されていない。
でも、他人軸ではない、自分軸で動いた日に現れるのだけは誰もが感じていた。。

与えられた1時間は時空を超えているから、他の人との時間にずれを生じることが無い。


だから、
やらなければいけない(have to)と思ってするのではなく
私は心からそれをしたい!(want to)と思いながら日々を過ごす人々でいっぱいになっていった。



自分の夢やゴールを口にするのは恥ずかしいと躊躇していた人も
堂々と言える世界に変わって行った。





やがて、プラス1時間を与えなくても、それぞれが充実した24時間を過ごす世界に変わり


充実した時間を過ごしたら、一日は24時間ではなく、その何倍もの体感覚を得るようになった。




今では、have to(~しなければいけない)が無くなり、want to(~したい)があふれる
世界が当たり前になった。



どんな夢を語っても誰も馬鹿にしない。


過去にできなかったから、それは無理と言う人はいない。

現在、できていないから未来もできないよと言う人はいない。



その人がwant toと思ったら、それをすればいい。

ドリームキラーはいない。
もしも、ドリームキラーがいるとしたら、
弱気になった自分の心の中に潜んでいる。










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プラス1時間を与えられる世界(妄想の世界)

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