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緑にとけて走る

2日ほど体調が悪くて、夕方のランニングもしばらく無理だな、と思っていたのに、アマヤドリさんの記事を見たら、なんだか走りたい気持ちになってきて、いつもの公園へ出かけました。

いつも30分ほどゆっくり走るのですが、ついつい余計なところに力が入ってしまうのか、走った後に肩や腰に痛みが残るのが悩みなのです。力を抜いて走ろうとは思っているのですが、なかなかうまくいきません。

走ることだけに一生懸命になりすぎているのでしょうか。もっと自分の気持ちのいい呼吸を探して、体の力を抜くことを第一に、いろいろ試してみよう、と思いました。人からみたらヘンテコな走り方かも知れないけれど。そうやっていろいろやってみると、だんだん楽しくなってきます。手をブラブラさせて、肩もぐにゃぐにゃ、首も時々回してみると、まっすぐ走れなくてよろよろ。誰かに見られたら、あの人大丈夫かなぁって思われそうです。

そうだ、今度は「弱音を吐きながら」というのもやってみようと、近くに人がいない時を狙って「ふぅー」とか「はぁー」なんて声を出しながら走ってみました。これは最高に楽しくて、声を出しながらおかしくて笑ってしまいました。

夕方の日差しが降りそそいでいる河川敷の公園は、木々の若い緑が声をあげたくなるほど美しく、どこかの美術館で見た絵画のようです。美しい緑に溶け込んで走りたい、自然の中の動物になったみたいに走りたい。そんなことを考えていました。


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