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憧れの、わたしのハンドメイド村

「どんなおうちに住みたい? 」「ママと作業できるアトリエがあるおうち」
娘と時々話すこと。わたしは、コッソリもう少し娘との夢の話しの先も想像しているのです。そんなわたしの中のハンド未来の妄想の話し。

優しい娘は「ママー」「呼んだだけー」とふふっと笑う。
小さな子どもがやるようなことをする。それに乗っかって、調子に乗ってわたしも時々「○○ー。好きよー」と言ってみる。(※○○は娘の名)
すると「ママー好きよー」ってまた返してくれる。わたし達は、そんな親子。

ある日、ネガティブな出来事があり、娘が病気に。
娘は、友達と過ごす時間があまりなく過ごしてきた。
親としては、もっと自由に好きなことをして欲しい。友達とわちゃわちゃして、きゃっきゃっと笑っていて欲しい。そう思うだけに、複雑な気持ちを抱えてきた。

心痛くて、わたしの元に生まれてこなければ、違っていたんじゃないかと自分を責めたり、運命を呪いたくなったときもあった。
でもネガティブなことがあったからこそ、他の親子より濃い時間を過ごせているのかもしれない。

娘は「わたしは、ママを選んで生まれてきたんだと思う。わたしって凄いでしょ。とても幸せだよ」と言ってくれる。母であるわたしは、その言葉に救われるし、とても嬉しい。
そんな調子の、親子友達のような部分がある。

それで、いつだったか「今のアパートから引っ越ししたいね、どんなおうちがいい? 」と話した時に、こんなおうちがいいなと娘が語りだした。嬉しいことに、そこにわたしも含まれていた。

娘が、こんな家がいいなと絵を書きながら、「前みたいに2階建てじゃなくていいんだあ。平屋でいい。古民家を改装してさあ」と、妄想を話し始めた。なんと娘も同じようなことを考えていたとは!

わたしは、海が見える丘の上の平屋を想像していた。大きな庭があって、開放的なギャラリースペースの部屋をよく思い浮かべる。開放的な大きな窓庭から、空がどーんと広がる庭が見える。そこから時々、お客さんが笑顔で入ってくる。

入り口近くの壁とテーブルには、楽しめるように作品が並べてある。
片方はわたしの作品、反対側は娘の作品。ふたりが好きで集めた雑貨や、時々気まぐれでつくる、手づくりの雑貨たちも並んでいる。
うさねこワールド。(うさぎはわたし、ねこは娘)

普段はそこで作品を作ったり、執筆や作品のレシピ作りをしている。
窓から入ってくる気持ちいい風を感じながら、子どもたちのリクエストに応えて色鉛筆で、わたしのお菓子やお料理のレシピを描いている。
手をかけた料理をお庭に運んで、ときどき外でご飯を食べる。

週末には、作家さんたちの作品販売をするマルシェを開催。
来場してくれる人と作家さんの交流もできるように、ちょっとしたカフェスペースがある。わたしは趣味を活かした手づくりのお菓子と、親子で淹れたコーヒーを提供する。そんなことを想像している。

問題は、いま私たちが住んでいる街が、自然もあり都会も近く、いい環境で、住みよくなってきてること。市民の声を聞きながら変えているので、どんどん楽しい街になってきているので離れがたくなってきた。

以前は、うまくいかにことが多くて心痛くて、場所を変えたらどうだろうと思っていたというのに。

ここは、自然の中でハンドメイドイベントも開催され楽しい。自然を感じながら執筆したり、アイデアを書いたり。そんなこともできる。
都会と田舎くらしのデュアルライフにする?どうする?私たちの夢。という感じなのだ。

それはさておき、実は、わたしはその先の夢も妄想している。
ずっと娘が傍にいるとは限らない。そうなったときに、わたしは何をどうしたいのか?そんなことを考えていたときに、なにかで、アーティストが多い街の話しを見て心揺が揺れてしまった。

その時から、ハンドメイド村があったらどんなにいいだろうと思い出したのだ。その村が時々浮かんでくる。

小さな可愛い池のある小さな村は緑が豊かで、柔らかな光と風を感じる。
小さく可愛い家がポツポツとある村。
ジブリの街に飛び込んだような、雰囲気。

その小さく可愛い家はギャラリー兼アトリエになっていて、いろんな作家たちが住んでいる。月に一度、イベントが開催され手づくりが好きな人が楽しみにやってくる。そんな楽しい村。

発信が苦手なアーティストをサポートするように、そういう空間や作家の想いに共感するライターやクリエーター達も住んでいて、ストレスない楽しい空間でお互いをサポートし合うように仕事をしている。

作家たちの優しい人柄や、もの。
共鳴して創り上げられていく優しい雰囲気の村に、ライター達は癒される。作家たちは苦手なものをサポートしてもらえる。共に仲良しで、いい雰囲気の人たちがそにいる。そんな村。

以前は作家だけの村だったのに、ライターが入ってきたのは、わたしがライティングを学び書き手にもなったから。それと伝えることがだいじだと実感してきたから。素敵な人柄のライティングの師匠に出会い、ご縁してきた優しい人たち。そんな人達と過ごせたら最高だ!なんて妄想しているからだ。

そこに来る人たちとも、いいご縁で繋がりそれが拡大していく。幸せが連鎖していく。そんな世界を妄想している。

実は最近、その妄想がもっと広がってきている。
娘が病気で学校に行けなくなって、もの作りで救われてきたわたしと娘。そういう経験をしてきたからこそ、同じような悩みを抱えている子どもや大人を助けたい。

じぶんの好きと得意なことで、生計をたてられる。そういうことを教えてあげたいし、サポート出来たらいいなと。

わたしは小さく灯したものをそっと育てるタイプのようなので、チリチリ燃え続けていられたら、どれかひとつくらい叶うかもしれないと思っている。
長生きしなくちゃ。

せっかく人で生まれてきたのだから、愛や幸せを感じる生きかたをしたい。そうありたい。それを分け合ったり、共鳴させたり。
そういう素敵な世界で生きたいと思う。

ネガティブなことがあると、自分に向けた感情の矢印を外へ向けたいと思う。その度に、妄想が膨らんでいく。

自分がこうだったらいいなあという妄想。
自分にできることで、今まで生きてきた恩返しをしたいと思っている。ふっとそのだいじなことを思い出す。

役に立ちながら共に喜び合いたい。
そういうやりたいは、実はもっとたくさんある。
読んでくれているあなたも、この妄想の村に住んでみませんか?
なあんてね。ぶっとんだ夢も叶うとおもしろいね。

そんなことを考えながら、まら作品を生み出す。
幸せだな。

あなたの、ぶっ飛んだ夢はなんですか?


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