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Apple Watchを駅トイレに流してしまいました

正月早々、しでかしました。
一昨日、駅構内洋式トイレで用を足し、支度を整え、水を流すボタンを押した後、右手で左手をサッとかすった時、腕にはめていたApple Watchが外れ落ち、あっという間に便器の中へ消えていきました。

さっきまでApple Watchが確かにあった左手首と、勢い良く水が流れている便器を交互にみるも、あまりにも一瞬の出来事で、頭で理解するまでに時間がかかります。

「いったい、なにが起こったの?」

心拍数が爆上がりしつつも、これからどうすればよいか、場所が場所だけに、どうにか冷静さを保ちつつ、個室から出て、トイレ待ちで並んでる方々7、8人に、(次利用して詰まったら困るので)時計を流してしまったので使わないように、と説明し、駅員さんの所へ行きました。

そして、女性の駅員さんがトイレに一緒に行って確認してくれましたが、現場の個室トイレは、何事もなかったような普通の状態。
水を流してみても、いつも通りに詰まりもなく流れていきます。

「…これは、しょうがないですね。つまりもないですし、取り出すことは不可能ですので、あいにくですが、時計は…」

その後も、トイレ内でウロウロし、掃除に来た方にも話してみましたが、無理だろう、と。

「さっきまであったのに…」

忍耐強く待ってくれた息子には、
「かあちゃん、、、やってくれたね。。。大丈夫?」
と、冷ややかに心配され、息子から家にいる主人と娘にスマホで報告。

主人には「あの(Apple Watchの)ベルトは取れやすいから、、、」と、またですね、の反応。

はい、ごもっともで。
何年か前にも、ショッピングモールのトイレでApple Watchなくしました。(またトイレっ!)
気づいた時は、どこでなくしたかわかりませんでしたが、探す機能で、判明。
拾った優しい方が案内所に届けてくださっため、無事に手元に戻りました。

あのベルト、確かに取れやすい。
でも使い勝手が良いので使用してました。
最近は、スリーコインのを使っていて。
以前装着していた正規品よりさらに外れやすくなっていたのは事実。

愛用していたものが、瞬時に目の前からなくなるのは、なかなかこたえます。

このことで思い至ったのは、震災のこと。不慮の事故もそう。
さっきまで一緒にいたのに、もういない、とか。
物でさえ、信じられないのに、人となると、どうでしょう。
物と人では、次元が違う話ですが、何百倍も頭では到底理解不能で、狂いそうになります。受け止めるために長い時間がかかることは、想像に難くないです。

くしくも、私の実家は新潟県上越市直江津で、海の近く。揺れは大きく、本棚が崩れました。佐渡ヶ島の姉の家では、食器棚から食器が落ちて割れていたため、後始末に追われた、とのこと。他人事ではない、この度の能登半島地震。

被災に遭われた方々、心よりお見舞い申し上げます。

身近な当たり前にいる家族。
今いっしょにいることを感謝していきたい、と、Apple Watchトイレ流れ事件から震災に思いを馳せ、強く願った新年でした。


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