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リチウムイオン電池のリサイクルに関する特許出願動向

割引あり

 様々な機器に使用されるリチウムイオン電池には寿命があり、寿命が来たら捨てられていきますが、使用済みリチウムイオン電池から有用な資源を回収し再利用する取り組みが拡大しています。世界のリチウムイオン電池リサイクル市場規模は、2023 年に 37 億 9,000 万米ドルと評価されていおり、市場は 2024 年の 45 億米ドルから 2032 年までに 22.75% の CAGRで232 億 1,000 万米ドルに成長すると予測されています。※1
 今回は、使用済みリチウムイオン電池のリサイクルに着目し、特許出願動向から主要プレイヤーを炙り出していきます。
※1

免責事項:本記事は情報提供を目的とする物であり、投資を推奨するものではありません。本記事で得られた情報を利用した行為によって生じた損失について一切責任を負いません。また、出典を明記した引用は可能ですが、それ以外の無断転載はご遠慮ください。

まずは出願件数推移です。

出願件数は増加傾向で、全数公開されている2022年が過去最多となっていることからも急激に技術開発が進んでいる今後注目の産業と考えられます。
特許出願は、出願公開制度の関係で、出願が公開されるのは、原則出願から一年半です。そのため、全数公開されているのは2022年までで、2023年と2024年は一部のみしか公開されていないため見かけ上減っています。

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