Photo by aoneko 連作短歌3:「ぬかるみに浸す顔」 3 鯨月 2024年1月4日 23:09 泥団子握り潰してこれが愛、これも愛だ、きみが好きだぴかぴかの魂わたしが磨いてる手垢が離れてきえてゆく振り向かない 振り向けない でも愛してる ふつうのことをしているだけだ肉 骨 脳 ヒトの主成分がなくたって きみはきみ だけど わたしはわたしあの世まで連れてはゆけない 焼かれたらきみは砂になる人魚姫愛するということ愛されないということ 人がひとりであるということまっすぐな光がどこまでも続くこれなら歩いてゆける ダウンロード copy #創作 #短歌 #現代短歌 #短歌連作 3 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート