価値観のこと。

柚月です。

今回は、予告を見て以来"絶対観る！"って決めてたドラマの話を。

『いちばんすきな花』

メインとなる登場人物が4人いて、その4人それぞれの考え方が入り乱れ行き交う様子の描写が基本です。

当たり前だけど、4人とも違う考えを持っていて、似てるところもあるけど違う人間だと感じられる。

誰か1人に丸々同意できるわけではないけど、それぞれにちょっとずつ共感できる部分がある感じ。

あー、分かる。僕もそう思う！とか。

あー、そういう人いる！とか。

確かに、なんでそうなるんだろう？とか。

普段生活している中では指摘しにくいこと、実は気になってることをピンポイントで啄かれる感覚になる。

よく分からない、世の中の暗黙の了解的な何か。

それを一つひとつ取り上げていって、議論？を繰り返す。

僕もこんな感じに素直に真っ直ぐ意見をぶつけ合える人に出会えたらいいのに…と思いつつ観ています。

内容や雰囲気も好きですが、言葉の選び方が"いちばんすき"です。

言葉をひとつずつ丁寧に選んで繋ぎ合わせているなーって伝わってくる。

好きな色を選んでいい自由。

好きな服を着ていい自由。

好きな人と出かけて遊んでいい自由。

好きなことをしていい自由。

全部、その人の自由で誰かにとんでもない迷惑をかけるようなものじゃない。

なのに、どうでもいいルールとか普通とかいうもののためだけに制限されている。

世の中窮屈。

僕も2人組が苦手な人間なので、登場人物たちが言ってることに共感しっぱなしでした。

「好きなお友達と2人組を作ってください」ってなんて残酷な発言なんだろう？とか。

奇数も苦手だな…とか。

4人組が1番落ち着くの分かるなーとか。

誰かと一緒には観たくない、ひとりで、自分の中の価値観を大切に観たいドラマ。

思うのは、僕の価値観と他人の価値観は違うから、同じ土俵に上げるべきじゃない。

天秤にかけるものでもない。

"いちばんすき"があってもなくても、どっちでもいい。

あるからといって、みんなに伝える必要もない。

自分の中で大切にできたらいい。

分かってくれる人にだけ分かって貰えればいい。

そうやって、ひとつの花がぽつんと咲いてたらいいってだけ。

静かにたくさん考えられる素敵なドラマに出会えましたって話。

それでは、この辺で( *¯ ꒳¯*)ﾉ