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『朝活』が致命的にできないことと、よみがえるオンドルの記憶(あとペースメーカー)

1月が終わろうとしています。


朝活』が一切定着しないまま、1月が……もう……



あらゆるビジネス書の頻出概念、『朝活』。

成功者たちはみな、朝活によって輝かしい人生を送っているらしい。


朝活
とは要するに、『朝起きたらひと仕事やっちゃえ』という教えだ。

じゃあ夜型の人や夜勤の人は人生終了なんですか!!?」なんてツッコミをしてしまいそうだが、要するにこれは『起き活』ということでもあるのだろう。

つまりは起きた直後の一番エネルギーがあるときに仕事を終えてしまおうというわけだ。

実際これは理にかなっていると思う。

自分も極極極々稀にnoteを朝のうちに1記事書き上げたときは、爽快な気分でその1日を過ごすことが出来るし。


でもまあ、こんなこと続かないよね……



今日の自分はといえば、起きた後にしっかりYoutubeを楽しみ、「23時30分にはどうにか記事を書き上げなきゃ…!」と、21時からこの記事を書いている。

自分は1記事に2〜3時間かかるので、ギリギリのラインだ。

どう考えても朝に記事を書いて残りの時間でYoutubeをダラダラ見れば良いものを、自分は永遠に学ばないのである。

なんだか、夏休みを思い出しますね……。

(子供時代の習性が大人になっても治らないってホントなんだなと)


この前も全然記事を書く気が起きずダラダラしていたら、筆が乗り始めた後には0時を過ぎていて毎日投稿が途絶えた。

はぁ……朝活が習慣化していたらこんなことにはならなかったのに……!!


そして思った。


自分の朝活を阻むものはなんだろうかと。

もちろん決まっている。

寒さだ。


寒い→布団にくるまる→二度寝→終わる

寒い→布団を出る→寝ぼけ眼→シャワーは寒いよ…→ダラダラ→終わる

……そういうことです。

部屋が暖かければ、朝シャワーでスッキリ爽快な朝なのにね!!


(夏はどうだったかは記憶にございません)



さて、日本の住宅の断熱性能が終わっているのはよく知られた話で、なんと平均室温は10℃という驚愕の値を叩き出しているという。

これは世界で見ても異常に低い値であり、非常に危険だ。


そしてこれは決して大げさな数値ではないと思う。

なにせ自分が正月に帰省したときの温湿度計データを見ると、朝6時頃の室温は6℃だったのだから。

嘘でしょ…?

実家は寒冷地仕様の家ではあるが、就寝時はストーブを止める

なので朝はストーブが動き出すまではこんな冷蔵庫状態になるのだ。


いやしかしこうやって数値で見ると、本気で親が心配になってくる。

ヒートショックとかもあるし、やはり寒冷地はちょっと……



そんなときふと、自分が中学生だった頃の記憶が蘇ってきた。

なんでかは知らないが、うちの中学では「外国の人を呼んで話を聞く」という謎イベントが開かれていたのだ。

まあ基本的には、「日本人は外国人に優しくない!」「外国人は仕事がない!」とかそんな感じの文句しか言わない韓国人(キムさん)の独演会だったのだが。

しかしうちの地域はド田舎だし、当時は今よりずっと外国人も少なかったので、実際苦労したんだろうなと今では思う。

そしてそんなキムさんの語る日本への文句の一つが、「日本の家は寒すぎる!」だったのだ。


あ、キムさん、それ未だに変わってないです。(どうかと思う)


キムさんはそのときこんなことを言っていた。↓

韓国には”オンドル”というものがあって部屋は暖かいんです!」

「それを知っていると日本は本当に寒い!」

「でもお姑さんはそれを我慢しろ我慢しろって私に言うのよ!?

キムさん曰く

……今思えば随分と素直な気持ちを喋ってくれた人だったんだな、キムさん。

中学生に吐露する内容じゃない気もするが、こうしてオッサンになった自分に今更響いているのだから、教育の効能はいつやってくるか予測できない。


そしてキムさんの言っていたオンドルというのは、激寒な朝鮮で古くから使われていた床暖房構造のことである。

オンドル図解

かまどで燃やした煙を床下部分を経由して排気することで、部屋を暖かくできるという画期的なアイデアだ。

だがもちろん暖かさの維持にはかなりの量の燃料が必要になるので、昔の朝鮮の禿山はオンドルで木材を使いすぎたせいなんじゃないかという話もある。

まあ昔の事情はともかく、韓国は歴史的にも床暖房が当たり前であり、オンドルも「」→「練炭」→「温水とコンクリ敷き詰め」→「温水とパネル」になり、どんどん進化しているようだ。


しかし中学生の頃聞いたオンドルについて今更調べることになるとは思わなかったな。

キムさん、日本の家は確かに寒かったよ……。


※パネル式のオンドル施工動画↓

そしてどんなもんだろうかとオンドルの施工動画を見ていたら、「ペースメーカー入ってるから、ホットカーペットや電気毛布は電磁波でダメなんだわ」という会話があった。

へぇ……ペースメーカーを入れている人は電気毛布もダメなのか。

そういう人にとってはオンドルは床暖房の良い選択肢なのかもしれない。


ちょっと調べてみると、「別に電気毛布はOKです」なんて書いているサイトもありはしたが、それ以上に驚いたのが「全自動麻雀卓はダメ」という文言である。

全自動麻雀卓ってそんなに電磁波を出すのか……?

なんだか他にも大量の注意するべき場所があるらしく、ペースメーカーを入れたらあらゆる場面で制限があるんだなということがわかった。

いやはや、思いもよらず勉強になったな。


というわけで、朝活の話からオンドルを思い出して、ペースメーカーの大変さを想うという謎の記事が完成してしまった。

こういう学びチェーンもまたnoteの醍醐味だ。

まあ自分の実家にオンドルを設置することは大工事すぎるので100%無いと思うものの、こういう住宅情報を知るのもなかなか楽しい。


……しかし本当に実家の寒さ問題はどうしたものか。

将来自分があそこに住む可能性は非常に高いし、親も自分もヒートショックで死にたくはない。

そのうち超革新的な暖房器具が出たら良いなと思いつつ、かじかむ手で今日の記事は完成としよう。


そしてこんな時間まで起きていたので、明日の朝活はもちろん無理である。

そのうち頑張ろう。

そのうち。


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