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【つながる旅行記#156】見どころたっぷりな天橋立をチャリで行く

前回は天橋立の近くにある文殊堂に寄った。

扇子おみくじやら謎の絵も見れたし、寄り道してよかった。

では、いよいよ天橋立へ。


というわけで、レンタサイクルを借りた。

これで移動手段はバッチリだ。

そしてなんとこれが割引券にもなるらしい。お得だ。

そしてさっそく寄り道を始める。

自転車があるのでこういう余裕が出てくるのだ。

まあ自転車の操作を誤れば、柵すらない横の海に落ちるけど

おや? なんだか気になる場所がある。


こりゃまた……

どういうことなの……?


なんだか不思議な雰囲気が漂う場所を発見してしまった。

昔はここから向こう岸まで橋(?)が続いていたのだろうか?

なにはともあれ、なんともいえない雰囲気。

(なんだか廃屋っぽいが……)


あ、よく見たらアオサギがいた。

このでかい鳥、なんだかすごく気になるのだ。

目に入るととつい撮影してしまう。(そしてよく逃げられる)

蛇口

それはそうと、さっさと天橋立を渡ろう。

今自分がいるのは天橋立のスタート地点のあたり。

マップを見るに、ここから向こうの端っこまでは2km以上あるようだ。

やはり自転車を借りてよかった。

ではいざ天橋立へ!!



天橋立に入ると、なんだか意外と広かった。

そしてやはり自転車のタイヤが砂に埋まることもなさそうだ。


ちょっと砂浜の方も見てみよう。

良いねぇ……!

海なし県出身なので、もはや砂浜を歩いているだけで感動だ。

歌碑もあった。

看板によると、わりとよく与謝野夫妻はここに来ていたそうだが、夫を亡くした後に傷心の与謝野晶子が一番最後に旅をした土地が天橋立だったという。

昔訪れたときの思い出を求めて旅をしていたのだろうか……。


自転車を走らせていると、マツに関する説明があった。

天橋立ではひたすらに視界に入り続けるマツ。

この看板はしっかり見ておいたほうが良い気がする。

天橋立に生えまくりなマツだが、実は他とはちょっと違うらしい。

天橋立特有の「地下水位が高い+栄養いっぱい」という環境により、この場所のマツは根っこがあまり広がっていないようなのだ。

そのせいでマツは上に上にと伸びてはいくものの、根っこはさほど育っていないため、バランスが悪く倒れやすいとのこと。

栄養があっても場合によってはダメなのだ。

というかこんな土地に栄養があることが驚きだが。
海からなにかこう……染みてるとか?

磯清水

そして天橋立の中にあるこの井戸は、なぜか真水らしい。

地学は履修していないので、なにがなにやらの連続だ。


さらに言えば、九州から遠いこんなところに阿蘇海があるのも謎である。

か、漢文……!?
天橋立神社
そしてアームストロング砲
一発百円

なんだかただただ松林をいくだけかと思いきや、思ったよりも天橋立は寄り道スポットがいっぱいだ。

まさか天橋立の旅行記で「アームストロング砲」なんて単語を使うとは思わなかった。

意外性がすごいな。


ふと横を見ると、由来不明の阿蘇海が広がっている。

どうやら観光船も走っているようだ。

カモメがすごい

そして道端に朽ち果てたマツがあった。

中はすっかり空洞だ。

これは『双龍の松』。

天橋立にある、命名されている特徴的な松のうちの一つだったのだが、台風により倒れてしまったのだ。

先程の看板に書いてあったように、天橋立ではマツがしっかり根を張ることがないので、強い風に対しては弱い

そのため、平成十六年の台風によって247本のマツが倒れたという。
(全部で約5000本生えてるらしいので、5%のマツが倒れた感じか)


なんだかマツは防風林のイメージが強かったが、マツですら育つ場所によってはそんな感じになるんだなぁ。

支えられるマツ

そんな感じで対岸に到着。

自転車のおかげで楽々踏破できた。


なんだかここから見るとちょっとした森みたいな感じにしか見えない。

しかし思った以上にスポット満載だったな。天橋立


せっかくなのでちょっとこの先の高台からも眺めてみよう。


……おや?

岩場になにかいるような……?

またアオサギがいた。

どうやら今回の旅行記はアオサギに始まりアオサギに終わるようだ。


切りが良いところで次回へ続く……!


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