【つながる旅行記#172】横浜の「工作船資料館」であれこれ学びを得る
前回は「ララ物資」という知らない単語を学ぶことが出来た。
全く世の中は自分の知らないことばかりだ。
そして今回は工作船を見に行く。
一体どんな船なんだろう。
そしてなんと料金は無料!
よし、寄らない理由が無くなった。
では資料館へGO!!
えっと……
なんか想像してなかったものが目の前にあるんですけど……?
そう、工作船とは北朝鮮の工作船のことだったのである。
この船が引き起こした事件はというと……
なんだこの凄まじい事件は……?
……いや、そういえばこの事件の「海の上で銃撃戦をしている映像」は何かの番組で見た気がする。
まさかその工作船が引き揚げられて、ここに展示されているとは思わなかったけれども。
どうやら武器もめちゃくちゃ積んでいたらしい。
RPG-7に酷似したロケットランチャーもあるが、これは実際にこの事件で巡視船に向かって発射されている。
もし船に当たったら大変なことになっていただろう。
命がけだな海上保安庁……。
工作船は北朝鮮の船だとバレないように、宮崎県の船だと思わせるための偽装工作が行われていた。(MZ=宮崎、2は船の等級を表す)
浮環を見るに、船の名前を明成丸と書いているが、これはかつての朝鮮王の妃である閔妃(明成皇后)から取ったのだろうか?
(だとしたら露骨過ぎる気がするけど)
じ、自爆用スイッチ……!!
実在したのか!?
工作船は最後には自爆したとあったが、このスイッチを使用したのだろう。
なんだかもう展示の全てが現実離れしている。
そして驚くべきはこの船の構造だ。
船尾がパカッと開いて、別の船を搭載できるのである。
もう明らかに悪いことに使いそうな構造だ。
そしてこんな構造で水密が保てることにも衝撃である。
そして甲板には二連装機銃もついていた。
携行していた武器もそうだが、いざというときには完全に戦うつもりで備えているのがわかる。
なんだろう、全く知らない世界を突きつけられて衝撃が凄い。
まさかリアルな武器やら工作員の装備を直に見ることになるとは……。
そして海上保安庁はこんなのとやり合う可能性もあるわけだ。
大変な仕事だよホントに。
なんだか自分の認識している世界はほんの一部で、平和なものばっかり見てるんだなあと再確認した次第。
できれば自分はこのまま平和に人生を終えたいものだけど……。
なんだか慣れない情報でくらくらした。
そんなところで、次回へ続く。
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