【映画】倍速厨が見る『2001年宇宙の旅』
U-NEXTの無料お試し期間の終了も近くなってきた。
今回見たのは『2001年宇宙の旅』。
この映画を見た理由は、最近イラストAIに触れたこともあるし、
U-NEXTを勧めてくれた守鍬刈雄氏が最近上げた動画の影響でもある。
そう、この映画の中にはAIが暴走する場面があるのだ。
あっ、ネタバレしてしまった。
まあ大丈夫か。
1968年の映画だし……。
ということで、めちゃめちゃ古いこの映画。
だけどなんだろう。いうほどの古さは感じないというか、
単純に「よくこの映像撮れたな!?」と、驚く箇所がいっぱいあるのだ。
当時はCGも無かったんじゃないかと思うし、昔の映画は本当に工夫が凄い。
いやもちろん今からしたら古臭い未来予測だなと思う所は多々あるが、
なにせ作ったのは1968年なのだ。やっぱりこれは相当な作品である。
で、だ。
この映画……
すーーーーーーんごい冗長なのだ。
申し訳ないが倍速しまくりである。
ぶっちゃけ短時間スキップも使いまくりだった。
「いや素晴らしい工夫を凝らした名作になにしとんじゃ!!」
という批判もあるかもしれないが、これは耐えられないよ……。
最初なんて猿と動物たちの映像が20分である。
いやモノリスに知恵を与えられて、猿が道具を使い始める流れが大事なのはよくわかるけど……。 アニメ1本見れるよ……?
そして映画内の各所で、1968年に作られたとは思えない素晴らしい宇宙の映像がとてもゆ~っくり流れる。
きっとじっくり映像を楽しんで欲しいのだろう。
わかる。わかるんだけどもさ……。
自分は残念ながら現代のCGとテンポに慣れすぎている。
そんなにじっくり見せてもらわなくても大丈夫なのだ。
もちろん当時の技術で一体どうやって作ったんだか見当もつかない映像に、凄さと尊敬を感じてはいるけれども。
あとこの映画、基本的にセリフが最小限となっている。
つまりストーリーがよくわからんのだ。
だがこれは守鍬刈雄氏曰く、
「わからないなら小説を見ろ」という映画らしい。それなら仕方ない。
自分はストーリーに関しては、wikiや解説動画を先に見ていたのでスムーズに理解できた。 できた……? 多分……。
あと自分は最初にAIが暴走すると言ったが、別にそれは主題ではない。
なんだか今までにやたらと「HAL‐9000の暴走が~…」という話を各所で聞いていたので、自分は”AIと人間の戦い”を描く映画だと勘違いしていたが、
主題はどうやら人類を導いた知的生命体とのあれこれのようだ。
まあ結構な時間がHAL-9000関連で使われてはいるけど。
そういうわけで結論を言うと、
個人的には1968年にこの映画を作り上げたという凄みを楽しむ映画という感じだった。ストーリーは解説を見るとわかる気がするけれど、
レベルが高すぎてやっぱりよくわからない気もする。
そして先述したように、申し訳ないが倍速機能をかなりの場面で使った。
倍速に慣れた人間にとっては、この映画はあまりにもゆったり過ぎたのだ。
映画館では……自分は見れないかもしれない。
なにせ上映時間は2時間を越えるのだから。
作品を深く楽しみたい方は、
是非とも守鍬刈雄氏の解説動画もご覧いただきたい。
やはり作品に真剣に向き合っている人の解説は素晴らしい。
【おまけ】
・Midjourneyの描く『HAL-9000』
う~ん、正解!!
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