【つながる旅行記#185】大阪の海遊館でまさかの標本に出会う
前回は見事天保山に登頂し、その歴史を学んだ。
今回はすぐそこにある海遊館で海の生き物でも見ていこう。
おぉ……! これが海遊館!!
大阪が誇る水族館という話だが、さすが立派な建物だ。
……そして水族館だけあって入館料も立派だ。
(※2023年現在では2700円なので、この頃はまだ安い方)
なにやらジンベエザメが目立っているので、きっとこれが売りなのだろう。
見るのが楽しみだ。
ではさっそく館内へGO!!
いきなりのエスカレーターだった。
最初に上に行くか、地下に行くか、それともそのままか。
思えば水族館でも色んなパターンがあることに気づく。
そして窓の外を見ると、すごく時代を感じる船が普通に動いていた。
帆もないのに一体どうやって……!?
よく見たらしっかり近代的だった。
さて、いよいよ展示が始まったが、水族館とは思えない大自然と開放感。
あと水音がすごい。
いや~しかし……
人の数がハンパじゃないな。
今日は平日のはずなのだが、これが大都会大阪の人混みだということか。
水槽の前でじっくり見るとかは厳しそうだ。
(タチウオって普通に横にも泳ぐんだ……)
そしていよいよメインっぽい巨大水槽へ。
ジンベエザメ発見!!
修学旅行で行った、美ら海水族館以来のジンベエザメだろうか。
なんだか人間を食べないというだけで愛着が持てる。
でも人が多すぎるのでさっさと退散……
しかし混雑で仕方がないとはいえ、流されるようにどんどん進んでしまっているのが非常にもったいない気がするな……。
都会の博物館の人気企画展を見ているかのようだ。
そんな自分の目に入ってきたのは、想像していなかった凄いものだった。
こ、これはまさか……!
シーラカンス!?
そう、まさかのシーラカンスが海遊館にちょうどよく展示されていたのだ。
「生きた化石」「めっちゃ不味い」などで有名なあのシーラカンスが!!
絶滅したのでもう化石でしか見れないと思っていたものが実際には生きていたというのは、子供心にかなり衝撃的だったのを覚えている。
しかし今あらためて調べたら、自分が生まれる前から既にシーラカンスが見つかっており、解剖もされているわけだが……これは一体……?
つまり自分はもうシーラカンスが生きていることがわかっていた世の中で、「これ絶滅しちゃったんだなあ…」と悲しんでいたということか?
(読んでた本が古かったのかな……)
なお、シーラカンスはワシントン条約第I類「絶滅寸前種」に指定されており、1991年より輸出入や商業利用が一切禁じられている。
じゃあなんでここに展示されているのかというと、規制される前の1979年に日本シーラカンス学術調査隊が捕獲したものだからだ。
もう手に入らない貴重な標本、大切にしていかねば。
そんなわけで海遊館の見学は終了した。
1時間くらいで出てしまったのは非常にもったいなかったと思うが、あの混み方では仕方がない。
まさかのシーラカンスが見れたのでOKとしよう。
大阪観光はまだまだ続く。
明日はずっと行きたいと思っていた場所へ向かおう。
ありがとう海遊館とシーラカンス。
次回へ続く……!
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