【つながる旅行記#148】江戸東京たてもの園巡り~農家・乾物屋・文具屋・花屋醤油屋・銭湯~
前回は江戸東京たてもの園のあれこれを巡り、お歯黒の話をなぜか掘り下げてしまった。
それでは今回も引き続き巡っていこう。
なんだかしっかりした門をくぐると……
こちらは天明家。
江戸時代後期に建てられた農家の家である。
村役人の年寄役というなんだかすごそうな役目を持っていた家らしく、かなり立派な家だ。
外にもなんだかすごいインパクトの新手の生花みたいなものが置いてある。
なんだか中で人が集まり、生花をやりそうな雰囲気。
退散しよう。
こちらは大和屋本店。
乾物屋らしい。
北海道の昆布や鶏卵なんかも売っていたようだ。
なんか良いなあ……この雰囲気。
三省堂もあった。
いやー今は有名なあの書店も、かつてはこんな感じで……
説明を読むと、「さんせいどう」ではなく「さんしょうどう」だった。
どうやら自分の知っている三省堂書店とは別物のようである。
昔の家を見るのもいいけど、昔の店を見るのも素晴らしい。
この壁一面の引き出しとか、なぜだかしらないがすごく惹かれる。
そしてお隣のこちらは花市生花店。
(ここがあの名作漫画、ゴールデンカムイの最終話に出てくる聖地となるのだが、2016年時点の自分はそんなことを知る由もない)
こちらは小寺醤油店。(1933年~)
醤油店と言っているがお酒も売っている。
当時は味噌や醤油と一緒に酒を売るのはよくあったことらしい。
隣の蔵では醤油の歴史も学べる。
では次はさっきから気になっていた……
子宝湯に入ろう。(1929年~)
ここは足立区にあったという銭湯である。
こういう昔ながらの銭湯はあまり馴染みがないので興味深い。
では男湯に入っていこう。
はてさてどのような……?
男湯には見事な富士山があった。
昔から富士山は日本の象徴だったからな……!
ちなみに男湯と女湯は仕切りがあるだけなので、声はバッチリ聞こえる。
では次は女湯の方へ。
……なんだろう。
問題ないはずなのに、すごくまずい事をしている気分になる。
はてさて女湯の絵は……!?
……どこだろうこれは?
教養がなくて自分にはよくわからない。
女湯の方は男湯と違って暴力描写は少なめかと思いきや、さるかに合戦というチョイス。
しかもカニが人間の体で刀を抜こうとしている。
どういう世界観だ。
しかし人の家の中を見るのもなかなか貴重なことだが、女湯に入るのも普通はできないことだ。
江戸東京たてもの園に思わぬ経験をさせてもらったな……。
謎の罪悪感を得つつ、次回へ続く…