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千切れたページたちを紹介

自分は旅行記を書く際に、デジタルカメラ各種スマホで撮ったすべての写真を6TBのHDDに詰め込んで、それを見ながら書いている。

しかし当時の自分は何を思ったのか、スマホのスクショ(スクリーンショット)まで取り込んでしまった。

そしてスクショの中には、大量のKindle(電子書籍)の画像がある。

きっと当時の自分にとって、感銘を受けたページだったのだろう。

だがもはや本から破いたページのようなもの。
どの本のものかすらわからない。

(これはグレートトラバース感があるのでまだわかるけど)

では、そんな細切れページの内容を追って、
当時の自分の記憶を追ってみたいと思う。

ちなみに文章は紹介する都合上ちょっと改変しているので、
本来のものとは違うのでご留意を。


ギリシアの哲学者はソクラテスにしろプラトンにしろ、体力はすごくあったんですよ。プラトンなんて少年時代にレスリングの試合に出たくらいです。

というか「プラトン」というのは「広い」の形容詞で、
彼の肩幅が広いから先生が付けたあだ名なんですよ。

本名はアリストクレースというのですが、
ひろし(プラトン)」というあだ名で歴史に残ったわけです。

マジで!?


いや過去にも驚いたからスクショしてるわけだが、
まるで初めて見たようなリアクションをとってしまった。
自分の記憶力はこんなもんである。

しかしあだ名だったのか「プラトン」……。

しかも意味が「ひろし」って。


Googleで調べれば師匠の名前も出る。有名な話らしい。


アイヌの伝説的なお話の中に、目が悪くなった上に体も動かせなくなったお婆さんがいて、その人がかわいがっていた犬が魚を取ってきてお婆さんに食べさせてくれたって話があるのよ。

そういう犬もいるんだよね。
だからセタ(イヌ)でもなんでもラマチ(魂)があるんだよ。

おお……!

これは就職して北海道という知らない土地に来たので、
とりあえずアイヌについて学ぼうという謎の思考で読んだ本の一つだろう。

思えばこれもシャーマンキングの影響だったのかもしれない。
(作中にホロホロというアイヌのキャラがいる)

しかし手持ちのKindleアプリで購入済みのアイヌ関連の本を探し、
本文を「ラマチ」とかでワード検索しても全然引っかからない。

一体何の本のスクショなんだ……?

謎は深まるばかりだが、さすがは人類の友、イヌである。

イヌにもラマチはあるのだ。


普通の神社はお賽銭を受ける拝殿の奥に、御神体を祀る本殿がありますが、大神神社には拝殿だけがあって本殿がありません。
なぜなら三輪山そのものを御神体として祀っているからです。

自然崇拝として始まった神道の最も古い形態がここには残っています。
小学生でも山頂へ登れますが、山中では写真撮影も、何かを持ち帰ることも許されません。山中で何があったかも語ってはいけないのです。

これは大神神社 (おおみわじんじゃ)について知ったきっかけだ。

この本を読んだことで実際に登山と参拝をしたんだった。
noteの旅行記でも、いつか書けることだろう。

しかし山中で起きたことは語ってはならないのだ……!

くぅ~~!!(謎テンション)


相談:気分のムラに振り回されて困ってます

アンサー:気分なんざに耳をかすな。
一度筋トレにハマると気分なんて不確かだということに確信が持てる。
ジム行きたくない…」って思っていても、
実際行ってみたら「ジム来てよかった!」ってなるだろ?
気分なんて無視してやるべきことをやれ!

もう文章から筋肉の香りがしてくる。
でもあの人は本出しすぎてるからどれだかわからない。

このスクショを撮ったきっかけはおそらく、
出かけようかな~でもな~……」と休日になるたびに悩んでいる自分が、実際に旅行や登山したあとには毎回、「行動してよかった!!」となっていることにシナジーを感じたからだろう。

とにかく手を付ければやる気が湧くというのはよく聞く話だ。

まず動く癖をつけよう。

……そんな事を知りつつ何年経ったのやらだが。


世界各国の物価を図る指数として『ビッグマック指数』というものがある。
各国のビッグマックの価格を調べればその国の本当の経済状況がわかるというものだ。

そしてアルゼンチン政府は経済のヤバさをごまかすため、
国内のマクドナルドに圧力をかけビッグマックの値段だけを安くさせた。ビッグマックはすごい。

なにやってんだアルゼンチン。

とはいえ、未だにビッグマック指数の記事が出る世の中だ。
最近は日本がタイや韓国よりビッグマックが安くなったことで、色々言っている記事とかもある。

……あ、もう1ページあった。

アルゼンチンは表向き外貨の交換は禁止されている。だから個人が高レートで闇換金を手掛けているのだ。しかも偽札ばっかり。

こんな状況下で大きなスポーツイベントの開催地を決めるとなると、開催資金が潤沢な都市を投票者は選びたくなるだろう。
例えば、予算3000億円の10倍の3兆円になっても問題なくて、国民も納得しちゃうような、そんな国とか。

なんかどっかで聞いた話だな……?


というわけで、スクショに残されたKindle本のページを紹介した。

もちろん紹介した以外のものもいっぱいある。
こりゃ人に紹介できないわと思うものも……いっぱい。

人間は色んな本を読み、学び、
そして過去の学びを否定することもあるのだ。

自分も日々変わっているのだなと実感するいい機会になった。


変なものに騙されないように、しっかり生きようと思う。


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