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【つながる旅行記#42】in森 「鳥崎八景」を目指して歩いた記録 part.2

前回、鳥崎八景のスポットを三つ巡った。

残りは5つだ。

辿り着いた次のスポットは獅子狭間

奇岩が獅子舞の頭のような形で河岸に直立しています。

森町観光ナビ

この岩が獅子舞みたいに見えるらしい。

あ~……。

なんかそう見える気もする。

(歯っぽい感じとか)

岩ってなんか良いな、と思いつつ次へ。

なかなか次のスポットに着かない……。

最初にあった看板では、1㎞歩けば次の虹懸巌(にじかけいわ)があるはずなんだけど……。

最初にあった看板


なんだか周囲の木をみると謎の物体がくっついている。

ズームしてみると巣のようなものに見える。

そういえば……ツキノワグマは木の上に巣を作るとかなんとか……!!

いや、こんなほっそい木にヒグマが登ったら普通に折れるか。
鳥の巣かなにかだろう。

すっかりヒグマへの恐怖によって思考が乱されているようだ。

橋からの眺め
雪解け水が流れていく

さすがにもう2km以上は歩いてるよなあと思いつつ、ひたすら歩を進める。

ん…?

冬期間は通行できないらしい。

ま、まあ車の話だろう。

そういえば全然車がこの道を走ってなかったことに気づく。

遠くに何かが見える。

自分は建設物に詳しくはないが……これ、ダムでは?

どうやらスポットをすっ飛ばしたことが確定したようだ。

第5スポットを飛ばして第6スポットに到着。
ここが駒ヶ岳ダムだ。



そして行き止まりだ。


そう、冬季はここまでしか行けない。
車どころかこれはもう徒歩でも行くなという感じである。

本日の探検、終了!!


さあ、8km歩いて帰ろうか……。

下調べって、大事だよね。


まあでも良い運動にはなったし、知らない土地を歩いているだけでも自分は楽しい人間なので問題はない。

ぶっちゃけると四次元ポケットがあったら自転車を取り出したいところではあるが、頑張って歩こう。

!?

や、野犬ッッ!!


自分は犬は好きだが野犬は嫌いだ。(大抵の人はそうだろうけど)
狂犬病リスク云々は日本ではマシとはいえ、たちが悪いものになると普通に襲い掛かってくるのが野犬である。

昔、田舎の山中で野犬に追いかけられたことを思い出す。
あの時はスクーターだったが、靴下に嚙みついてきたんだよな……。

しかも今はこっちは丸腰である。
こんなとき自転車があれば……いや普通に本気の犬なら追いつかれるか。

・・・

幸いなことに、犬はその後どこかへ消え去っていった。

今思えばなにを中型犬にビビっとんねんという話だが、
どうにか難を逃れた。

……いや、正確には逃れられなかった。


こいつのものとしか思えないうんちを踏んだ。


もう最悪だよ……。


氷柱の偉大さで心を平静に保つ

どうにか冷静になってきた。

そう、季節は冬である。
雪もいっぱいある。

幸いにも靴の裏のゴムに付いただけなので、雪に擦り付ければ取れるのだ。

道端の雪を汚染することで自分の靴を綺麗にし、再び歩き続ける。

クソ……。(うんちだけに)

笑えないよ!


やっと森町の市街地へと戻ってきた。
時刻は14時。
鳥崎八景の全てを回ったわけではないので、時間には余裕がある。
道の駅にでも寄っていこう。

森にはハヤシライスならぬ森ライスがあるらしい。
(今回は食べないけど)

公園内を歩く。

モニュメントがある。

なんだかちょっとだけ稚内の氷雪の門を思い出すな……。(#3参照

この公園内に生えている木は桜らしい。

そう、このオニウシ公園は有名な桜スポットでもあるのだ。

春にまた来れたら良いなと思った。

桜要素しっかりあった
帰ろう

思い付きも甚だしい旅行だったが、なんだかんだで記憶に残るものになった気がする。

やはりスムーズに進行した旅行よりも、なにかトラブルがあったりした方が記憶には残りやすいのかもしれない。

(でももう犬の糞は踏みたくはない)


森町、また来よう。

出来れば桜の季節に。


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