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仕事を得た我が家の監視カメラと鳥と落雷⚡

別に盗まれるような貴重品も持ってないが、数年前に監視カメラを買った。

年末の帰省で何日も家を空けるからということで設置してみたのだが、別に泥棒が入ることもなく、その後は自分の寝相チェックに数回使ったことがあったくらい。

安い監視カメラながらも「動体検知」と「赤外線LED」がついているので暗所でも使えるし、スマホアプリで外出先から映像を確認できるのは素晴らしかった。

そのおかげでPCリモート実験にも使えたわけで、買った価値はあったといえる。


とはいえ、基本的には全然使っていない。

防犯のために部屋の中を監視するように置くと、自分が動くだけで動画撮影を開始してSDカードを圧迫するし、色々管理が面倒なのだ。

まあもちろん設定次第でそれらの問題はどうとでもなるのだが、そこを追求するくらいなら使わなくなるのが自分である。


そんなある日、2年間まともに使っていないベランダが、最近やけに鳥の糞で汚れることに気づいた。

そしてどう考えてもベランダの手すりに鳥が留まらないと落ちない場所にフンがあるのだ。

ふむ、これは……

窓近くに監視カメラを設置すれば、犯人が撮れるってことか……?


そんなわけで、うちの監視カメラには家の中からベランダを監視する仕事が与えられた。


そして……!


犯人

捉えた。


このシルエットオレンジに見えるお腹からしてイソヒヨドリだろうか。

イソヒヨドリ(オス)

イソヒヨドリは静岡県伊東市と三重県伊勢市の市の鳥だ。

オスは体色が青とオレンジでとても綺麗。

カラスかなにかだと思っていたら、意外な犯人だった。


そしてこの監視カメラの素晴らしいところは、撮影日時をアプリで簡単に把握できるところだ。

おかげで我が家のベランダにはイソヒヨドリが12〜14時に毎日舞い降りているという実態が把握できた。

今のところ3日連続で来ているようで、こうなってくるとなんだか可愛く思えてきた。

よし、フンも許そう!!(雨降れば基本流れるし)



そんなわけで鳥を観察するためにすっかり窓側に固定された監視カメラ。


……そんなある日、夜中に凄まじい悪天候が自分の地域を襲った。

この地域の人を寝かせるまいと何度も鳴り響く雷

バリバリッ!!」という近くで落ちた雷特有の鋭い音による振動で、うちの賃貸もずっとブルブルして寝れたもんじゃない。


ようやく朝になって雷が収まったとき、ふと自分のスマホに凄まじい件数の『動体検知の通知』が来ていた事に気づいた。

そう、監視カメラは一晩中雷を観測し続けていたのだ。


めっちゃ録画してる

この監視カメラは動体検知するとその後30秒は録画をするのだが、そんな動画が42個も並んでいた。

つまり最低でも42発もの雷が落ちていたのだ。

自分の今までの人生を振り返ると、雷なんて一回の大雨で10回くらいなイメージだったのでちょっと驚いた。

こうやって体感と違う事実をデータで証明してくれるのは楽しい。


まあ夏の関東地方の大雨では、6時間で1万1500回落雷したらしいが……

(雷恐怖症の人は気絶しそう)


まあ雷は夏がピークだとデータも示しているので、冬場は静かになっていくことだろう。

2022年落雷数


そしてこのサイトで興味深いのが年間落雷日数のデータで、
面積が小さい沖縄が120日で見事に2位にランクインしているのだ。

年間落雷日数

以前書いた頭痛記事で、沖縄は気圧の変動が少なくていいなあと思っていたのだが、まさか年に120日も雷が落ちているとは。

ホントに天気痛が起きにくいのだろうか……?


そして、自分がオススメしている福岡はここでも優秀。住みたい。

思えばもう2023年が終わりそうだが、今年行こうと思っていた福岡旅行にも全然行けないまま11月になろうとしている。

時の流れが早すぎないか……!?



そんなわけで、監視カメラのおかげで鳥と雷について知る機会が得られた。

必要ないかもと思っていたものが役に立つと、なかなか気持ちがいい。


そして忘れかけていた福岡旅行

年内に有言実行したいところだが果たして……?


2023年もあと僅か。

大切に日々を過ごさないと。


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