見出し画像

休日の朝焼けが美しかった

本日、朝。
なんだか4時過ぎに目が覚めてしまって、寝直す気にもなれずにぼんやりと水を飲んでいました。
そのときふと、「このまま朝焼けを見ていよう」と思ったのです。
カーテンを開き、手帳も開いて、5時ごろから次第に明けてゆく空を見ていました。刻一刻と変わる空の色、雲の色、ビルにさす光。西側の窓なので太陽は見えませんが、雲が下のほうから朱鷺色に染まっていく様で日が昇ってくるのが分かります。

それを、わたしにできる範囲の言葉で手帳に記していきました。

1時間ほど経ったでしょうか。6時に近くなると、空の上のほうはもう抜けるような青に変わっていき、ああ、夏なんだ、と改めて心に染みました。
鳥の声がし始め、セミが鳴き始めると、耳からも夏を感じます。
ここにシーシャがあればなお良かった、と思いながら、その気持ちも手帳に書き込んで、夜が完全に去っていくのを見送りました。

その1時間、なんて心地よかったことか。
なんて楽しかったことか。
夏の夜明けを手帳に記して1時間も経つなんて、とても贅沢な時間の使い方だと思います。寝直さなくてよかった。カーテンを開けてみてよかった。
手帳がすぐそこにあってよかった。
わたしの手帳が自由であってよかったと思いました。
ああ、でもまったくもって、シーシャがなかったのが悔やまれます。
窓を開けて、床に腰を下ろし、ピンクに染まる雲を見ながらシーシャを吸うのはとても快かったでしょうに。
次また機会が巡ってきたときのために買っておかなくては!

今、午前8時。
空は鮮やかな青と雲の白のコントラストに彩られ、キラキラと輝いています。部屋の中からはおしゃれ着洗いの洗濯機が回るゆっくりとした音がしていて、まだ他人の生活音は聞こえません。
わたしひとりの贅沢な時間。なんだかとても有意義な休日の朝。
夕焼けを見ながらシーシャを吸うのが好きでした。でも、今度は朝焼けを見ながらそうするために敢えて早起きしてもいいですね。


おや、隣人が起き出してきたようです。
世界にひとりきりだった時間も終わりました。
では、改めて今日を始めましょう。

おはようございます。
あなたの今日が良き一日でありますように。

読んでいただいてありがとうございます。サポートくださったら、それで美味しいものを食べて生きます!