キャリアを積みたい人と、とにかく生きるために働いている人

世の中にはたぶん、大雑把に分けてこの2種類の人がいるのではないかと思う。わたしはもちろん後者。

キャリアアップとか考えたことがない。
とにかく生きるためにはお金が必要で、お金を得るためには働くしかなく、今の会社でとりあえず生きられて多少貯金もできる額をもらえているので、そこに必死でしがみついている。のです。

キャリアを積みたい人、チャンスを掴みたい人、昇っていきたい人というのは正直に尊敬します。社会を作っているのはそういう人々なのだと思う。
わたしははっきり言って「日本社会だからクビにならずに働けている」タイプの人間なので、今後もせめて人の足を引っ張らないように生きたいです。
どんなお仕事診断を受けても「芸術面に秀でている」としか言われたことがなく、つまりは社会不適合のスタンプを押され続けてきたのですが、芸術面で成功して生きていける人なんて”それしかできない”というほどに尖った一面を持つ人であり、わたしのようになんとなく文字を書いている人間にそれほどの根性はありません。
文筆で生きることは夢ではありますが、未だに夢のままです。
とにかく勤め人として何とか生きていくしかないのです。

現状、精神状態が良くないというのが上司に理解されているので、新たな仕事を回されることもなく、淡々と、遅れがちに、でも必死に、一般職の仕事を続けています。せめて遅れを取り戻したいと頑張っているところです。
ゆるい会社だと思います。
でもそれで、わたしは命が助かっている。
たとえ会社に馴染めず鬱になったのであっても、この仕事ぶりでクビにならずに生きていられるというなら、本当に助かっている…


同年代が次々と重要なポストに就き、部下を持つような世代になってきました。その中でわたしは落ちこぼれといえるでしょう。
それでも、生きるために働いています。どうしてもこれが精いっぱい。
社会に紛れて働くことによって鬱やら不安障害やらを得ることになっても、生きるために働いています。

そういう人間にも生きることが許される社会でありますように。


明日は月曜です。
今もう、ため息しか出ません。

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