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冴えない博士の仕事さがし

 みなさま、大変ご無沙汰しております。書きかけの論文です。noteを始めたのは博士課程1年次でしたが、いつの間にか月日は流れ博士課程3年になってしまいました。あと、ちゃっかり改名してます。

 この一年noteをサボって何をしていたかというと、必死に仕事探しをしていました。当初はアカデミック——大学や国研などの学術研究機関——で研究することも一瞬頭をよぎりましたが、結局メーカーの研究職に絞って仕事を探しました。やっぱりアカデミックは、まだまだ環境が整備されていないと思いますね。低賃金ポスドク、任期付き助教、年々縮小される研究予算などなど、問題は山積みです。そんなこんなで、人生で初めて就職活動ってやつに取り組んでいました。


 就職活動を始めた時期は結構早く、博士課程2年の夏頃でした。始めたといっても初めは色々な企業が集まる合同説明会に参加して、各企業がどんな研究に取り組んでいるのかを調査していただけで、特に書類を用意したりとかはありませんでした。合同説明会では、それぞれの企業の得意としている分野・技術が網羅的にわかるので参加して良かったと思います。

 秋頃になると、博士課程限定の研究職の応募がもう始まっていたので実際にエントリーシートを提出していましたね。個人的にはエントリーシートに少々苦戦するかな——と思っていましたが、学振の申請書で鍛えられたおかげか、そんなに苦戦しませんでした。全部で11社にエントリーシートを提出しましたが、落ちたのは3社だけでした。わたしは地方国立大在学ですが、学校名フィルターみたいなのは特になかったように思います。

 提出したエントリーシートが予想以上に通過したことで、冬頃は面接に追われていました。面接は全てオンラインで行われたので特に移動などはありませんでしたが、面接する企業について一社一社詳細に調査・対策するのはとても骨が折れました。そもそもこれまでの人生で面接なんかしたことないしね、齢26にして人生初面接。もちろんこのステップで苦戦して勝率は五分五分。いま振り返れば、もっと上手く答えられたなと思う質問がいくつかあるので面接は対策を入念にして臨むことをオススメします。

 結局、博士課程3年になる直前の春に、ある企業から内定をいただき来年度からも研究できる運びとなりました。研究しながら面接をこなしていくのが結構しんどかったので、終わったときはかなりの安堵感でした。企業の方からも「ぜひウチの会社で研究してほしい」と言っていただけたので、我ながら良い企業を見つけたな——と思います。ほんとよかった〜


 ここまで書いて気づきましたが、なんかわたしのnoteの文章が"です・ます調"になっていますね。就職活動の名残りが残ってしまったのかな?今はすこし時間に余裕ができたのでnoteの方もリハビリしつつ徐々に再開していきたいと思います。

 不思議なモノで博士課程があと一年しかないと気づくと、やりたいことが心の奥底から沸々と湧いてきます。書きかけの論文はもちろん投稿して修了したいし、noteの投稿も頑張りたいし、あとはyoutubeとかも始めてみたいですね。まぁ最後の一年、わたしのペースでわたしらしく色々と取り組んでいきます。

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