隣の芝生が青く見えたときに考えること

仕事でもプライベートでもついつい他人がうらやましくなってしまったり、自分の置かれている環境に悲観したりしてしまう経験ありますよね?私も半年に1回ぐらい、仕事面においてこのトナシバアオ病にかかり、治癒が遅いとズルズルと引きずってしまいます。そんな時に2人の方からアドバイスという名のお薬をもらったのでシェアします。

①仕事に好き嫌いで取り組まない

これは私が「今の仕事があんまり好きではないから気持ちが乗らない」といって後輩に愚痴っていたら、後輩から「仕事は好き嫌いでするものではないと思います」と説教してもらったときのことです。好きな仕事=今の自分の実力でもすぐに結果がでる仕事、と自分で解釈をするとまじで全然成長しません。

世の中にも「好きなことを仕事にしよう」みたいな風潮があります。これを上記の解釈で「今の自分の実力でもすぐに結果がでる仕事」と捉えてしまうと、まさにトナシバアオ病のループから逃れられなくなります。そのとき自分が今の仕事を好きになれなかったのは、成果が出ていなかったからです。単純に仕事と向き合っていなかったからです。仕事と向き合う唯一の方法は、仕事のことを考える時間を増やす以外ないと思いました。

イチローさんの名言も、まさに好き嫌いの対象の重要性を教えてくれます。

そりゃ、僕だって勉強や野球の練習は嫌いですよ。
誰だってそうじゃないですか。
つらいし、大抵はつまらないことの繰り返し。
でも、僕は子供のころから、 目標を持って努力するのが好きなんです。
だってその努力が結果として出るのは、うれしいじゃないですか。


②部署や職種で全く異なる役割をしていても、「課題」を「解決」するという仕事の本質は変わりない

これは割と最近ですが、自社の役員と将来のキャリアについて話していたときに、「例えばセールスをやるにしても総務をやるにしても必ず必要なものがある。それが課題解決能力」と教えていただきました。

・何の為に(目的)
・何をやるか、どういう状態にするか(目標)
・状況や状態を客観視(現状)
・目標と現状の差分(課題)
・課題に対しての行動(アクション)

上記さえ出来るようになれば、何の職種でも業務でも絶対に成果は出るとのこと。だから、●●の職種に挑戦したいとか、●●の業務をやってみたいとか思うなら、今目の前にある課題を解決することが大事だということ。

「課題」を「解決」するというシンプルな構造で考えると、営業ならば「お客様の課題」を解決する。人事ならば「組織・従業員の課題」を解決する。対象は異なりますが、ボトルネックを見つけ出して改善したり、相手に適切な提案をして貢献することに変わりはないですね。この考え方を持っているとビジネスマンとして本当に伸びると思います。

まとめ

こんな感じで、トナシバアオ病を治すためのお薬をもらってだいぶ症状はよくなりました。とにかく今ここに集中して結果を残すことが大事ですね。信頼できる人には自分の本音を隠さずに、ありのままをさらけ出すこと。変になぐさめてもらうのではなく、自分の弱さに向きあうためのヒントをもらうようにすることで、更に自分を強くすることができるような気がする今日この頃でした。

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