労務としての喜びを感じた瞬間

この記事は労務 Advent Calendar 2020の17日目の投稿になります。

自己紹介

初めまして、間瀬と申します。社内ではませおと呼ばれています!

株式会社スタメンという名古屋のITベンチャーでコーポレート業務全般(主に労務・総務)を担当しており、前職の自動車部品メーカー時代を含めて8年近く労務に携わってきました!とはいえ、僕自身労務業務と向き合い、本当の意味でのやりがい・仕事上の喜びを感じる機会があったのはこの半年~1年ぐらいです。(それまでは、「採用かっけぇ」とか「労務地味すぎ」って思ってました。ゴメンナサイ)

なので、今日は初心に返る意味でも、「労務をやっていて、この瞬間に喜びを感じたよ」というのを記事にしました。日ごろ実務にあたっている人事労務の方とこの記事を通して、少しでも苦労と喜びを分かち合えたら嬉しいです!!

①健保への扶養加入書類にて

一つ目の喜びの瞬間は、健康保険組合への扶養加入書類の提出をサポートした時のことです。

労務を担当していて意外と難しいなと感じるのが社会保険業務で、その中でも難易度高めなのが、ご家族を扶養にするための書類を提出するケースです。

何故こちらの業務の難易度が高いのかというと、「扶養に加入できるかどうかは健保が書類上で判断する(社内で完結しない)」「加入可否の判断軸が複雑」「個人的な事情が絡むのでテンプレ対応が適応しにくい」といった要素があるためです。(ケースバイケースが盛んな業務なんです・・・)

そんな中で、あるメンバーから配偶者を扶養にしたいという依頼を受けて、事前に健保に提出書類を確認しながら書類提出をサポートすることになりました。健保受付日が扶養認定日になるケースで、書類の記入ミスがあると手元に保険証が届くのが遅れてしまうこともあり、最短で取得できるように進める必要がありました。

結果としては、メンバーが案内から3日ほどで必要書類を集めて、申請用紙にも漏れがないように記入してくれたので、無事保険証を受け取ることが出来ました!加えて自社サービスのTUNAGを通して、下記のようなサンクスメッセージを送ってくれました。

ややこしい扶養の手続きがませをのおかげですんなりできました!ありがとう〜
ちょっとややこしい状況で、妻の扶養の手続きをしなければならなかったのですが、組合への確認とかめちゃめちゃスピーディーに対応してくれました。こちらでやらないといけないことの事前準備とか、先回り力もすごくて安心してできました。スタメンで3社目ですが、これまでで一番信頼感のある対応でした。妻も感謝してましたよ!

いやーー、こんなのもらったら労務冥利につきますよね

「労務地味だけどちゃんと役に立ててるんだ」と再発見した気持ちになりました。普段は裏方業務も多いですし、やって当然だけど漏れてたら責められてしまうような業務も多い中で、必要書類を漏れなく案内し手戻りなくスムーズに処理ができたことに感謝してもらえて、本当に嬉しかったです!!


②オフィスでインフルエンザ予防接種を実施にて

二つ目の瞬間は、オフィスにお医者さんをお呼びして、インフルエンザ予防接種を実施した時のことです。

例年、会社として就業時間中にも予防接種を受けに行くことをOKとしており、多くのメンバーが近隣のクリニックへ受けに行っていましたが、移動時間も含めて1時間弱かかってしまうため、オフィスでの予防接種を検討することになりました。

とはいえ、お医者さんの知り合いもおらず、近隣のクリニックに相談するも断られてしまう状況のなか、常勤監査役のご紹介で実現に至りました。(こういった時にコネクションの大切さを実感しますね)

実施後にはスタカネ(優れた取り組みを表彰する制度)という社内制度でこの予防接種の施策について取り上げてもらった際に、セールス・エンジニアなど色んな部署の方から下記のような感謝のコメントをいただきました。

・予防接種、ありがとうございました!!歯科検診とか予防接種をいつも後回しにしてしまうタイプなのでとても助かりました🙏
・社内での予防接種の調整、ありがとうございました!受けに行くとそのための時間もコストもかかるので、本当に感謝です!
・去年は予約がなかなか取れなくてみんな苦労したので本当に助かった!もろもろの調整ありがとうでした!

②のケースは労務の取り組みによって、時間=コストの削減に貢献できたことに喜びを感じました!既存業務でも仕組みを見直したり、こうなったらいいなという妄想をしてみることが大事なんですね。


労務担当としての在り方について

喜びを感じた瞬間を2つ紹介させていただきましたが、スタメンという会社で働く中で労務担当としてのやりがい・喜びを得るために必要なことが見えてきました。

それが「自分が介在する価値」を考えることです。岩崎由夏さんの下記の記事が分かりやすいのですが、

「お前は伝書鳩か?お前が挟まる意味ないし、だとしたらお前がいる意味ないよね」と。だいぶキツイことを言われたわけだけれども、完全におっしゃるとおりだと思った。伝書鳩は仕事においては不要だ(不要どころかむしろネガティブなのでいられては困るくらいだ)。
話者の真意や目的を把握し、介在した意味を発揮することが私の仕事だったのであり、伝書鳩は「仕事」ではなかった。

例えば健保への扶養加入書類の提出に関しても、極論本人が健保に問い合わせをして必要書類を聞くこともできます。(昔はむしろ本人が聞いて欲しい・直接やりとりすればいいと思ってました。。。本日2回目のゴメンナサイ)

そのなかで、労務担当として介在する意味はなんだろうと考えてみると、「メンバーが事業の成長のために使える時間をつくる」ことが特にベンチャー企業では必要なんだなと感じます。だからこそ、健保への提出書類は本人が自分で調べるよりも労務担当が案内すること、インフルエンザの予防接種を社内で実施することが、事業の成長のために使える時間をつくることに繋がっているんだなと。そして、それが労務担当としてのやりがい・喜びにも繋がっているのだと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!

終わりに

労務 Advent Calendar 2020では、学びの多い記事がたくさんあるので、是非ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです!!


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