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わたしは住宅設計のSE的な仕事をしています。

つづるです。今日はわたしの「住宅設計のSE的な仕事」についてちょっと真面目に綴っていこうと思います。住宅業界に興味のある方、工務店に興味のある方、住宅業界でお仕事をされている方も「こんな仕事もあるんだな~」と新たな発見につながれば幸いです。

わたしは「戸建て住宅」「リフォーム」「店舗」などの設計・施工を行う工務店に勤めています。工務店での仕事の流れは、社員数や着工棟数によって全然変わってくると思いますが、わたしの会社で戸建て住宅を建築しようと思ったら4人の担当者がつきます。(営業・設計・コーディネーター・施工管理)

もともと4者に担当が分かれていたのではなく、数年前に少しずつ分業していった感じです。「オールマイティ何でも来いのゼネラリスト」よりまず「各分野のスペシャリスト」を育ててから、将来的にゼネラリストへの道も選択出来るようにする考え方からの分業でした。

営業分野、設計分野、施工分野の仕事をお一人で担当する会社さんもたくさんありますが、わたしの会社はそうなっていないので、担当ごとの「仕事の受け渡し」がきちんと成立しないと、スムーズにすすめることが難しく、ぶっちゃけお施主様も担当者もストレスが溜まります。

というか、担当ごとでちょっと喧嘩になるんですよね…わたしは平和主義人間なので、喧嘩や言い争いは出来ないししたくないタイプです。

また、お一人で担当していたとしても、お施主様とは二人三脚でお家づくりは進めていくので、しっかりと歩調を合わせられる状態を作らないと、ストレスフリーのお家づくりにはなりません。

わたしの仕事は、そういうストレスを軽減する仕事で、社内システムの基本設計あたりまでをやっています。具体的には、建築図面のチェックをしたり、社員向けの教育サイトを作ったり、マニュアルを作ったり、業務フローとスケジュールソフトを連携させるためにアイディア出しをしたり…目には見えない、実に地味な仕事をしています。すべて、担当ごとの仕事をスムーズに受け渡すための仕掛けづくりといってもいいです。

わたしが思うことは、仕事の再現性をなるべく高められるところは高めておいて、仕事の時間以外の、人生の大切な時間を捻出出来るようにしておきたいということです。わたしは家族の時間とこうしてnoteを書く時間、絵を描く時間を今は大切にしていきたい。それはわたしだけじゃなくて、わたしの周りの人にも時間を大切に使ってほしいなと思っています。

また、わたしは住宅設計の仕事が好きです。昔は 設計の仕事だけに向き合える環境に転職し、自分の時間を使うこともいいなと思っていました。ただ、工務店に就職し、施工側から見た困った問題を、逃げずに解決しまくっていたら、いつの間にかこういうSE的な仕事についていました。

今では 再現性の低い、住宅設計のようなクリエイティブな仕事に時間を費やすにも、「時間の使い方を常に意識する」という理屈っぽさも大事かなと思っています。

余談ですが、海外の人は再現性を高めまくっているからこそ、バカンスで1,2ヶ月お休みが取れるらしいという話を同業の方から聞いて、めちゃくちゃ羨ましくなったのが本音です。

今日はわたしのnoteに遊びに来てくださってありがとうございます。これから 住宅建築の流れが一通りわかるからこそお伝え出来るようなnote、わたしの地味な仕事を書き綴るnote、時間を捻出する方法を建築的に語るnote、住宅工務店業界の小話的note、引き続きただただ妄想を書き綴るエッセイnote、新しいことを取り入れてみたnoteなど、お伝えしたいことをたくさん書き綴っていきたいと思うのでよろしくおねがいします。



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