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1ヶ月かけて設計したものが白紙になったので綴ります

つづるです。今日はタイトルどおりの出来事が起こりました。結果的には、良い話です。何故白紙になってしまったのかと、わたしがどう行動したかを綴っておこうと思います。

「なぜ白紙に…?」

モデルハウスの設計を進めておりまして、「玄関が鬼門にかかっていること」が問題となり、設計しているプランを一部変更することになりました。通常、玄関を鬼門におくことは避けますが、今回は予算の都合など諸々検討した結果、鬼門に配置をしておりました。

そもそも「鬼門て、何?」と思われる方もいらっしゃると思うので少し解説しますと、鬼門=北東の方角のことで、「鬼(邪気)ので出入りする方角」と言われています。不吉な方角として広まったため、玄関や水回りを鬼門の方角に設計することは避けられてきました。

他にも設計における方角の考え方は色々・諸々・諸説ありますが、ここでは割愛します。今回はモデルハウスの設計のため、古くから浸透している鬼門の考え方はしっかり配慮すべしと、このタイミングで上司から連絡が入ったのでした。

ただ、「白紙にせよ」とは一言も言われておらず、わたしは自ら自分の案をデリートし、白紙にして、0から設計を練り直すことを選びました。

▼ちなみに、最初の案はこんな感じでした。

リビング3

「…なぜ、自ら白紙に…?」

最初に言いたいことがあります。やけくそになったわけではございません。いや、10%くらいは やけくそになったかもしれません。

ただ、現在の設計案を練りだしたのは1ヶ月前の自分で、

この1ヶ月間モデルハウスのことを頭の隅において暮らしてきた今の自分がフラットな状態で0から設計したら、また結果が変わるのではないか?

と思い、自分の手でこれまでかけてきた時間と案を、一瞬で消し飛ばしました。

その後、半日で きちんと鬼門も考慮した新しい設計案が完成し、結果的に新しい案の方が空間の使い方が充実したものになり、上司も認めてくださいました。基本設計って時間をあけて0から練り直すと、廻り廻っていい結果も訪れるのかもしれません。


今日はわたしのnoteに遊びに来てくださってありがとうございます。自分が一番愛するものを生み出すのも浪漫があっていいですが、やっぱり人から長く愛されるものを考えたいと思います。




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