我が家の麻雀卓カスタム
少し前に「全自動麻雀卓に求める新たな機能」が話題になっていたので、そういえば我が家の麻雀卓もいろんな所をちょこちょこイジってるよなーと思ったので記事にしてみることに。
特に斬新なものではないし、個人がDIYで適当にやってきたことを紹介するだけなのでご承知おきください。
もう7~8年ほど前になるかと思いますが「麻雀のささき」さんでオーバーホール済みの中古麻雀卓を購入しました。機種はマツオカのセンチュリーMOREで枠はテンパルセンター表示が搭載されています。
いかにも業務用で使ってました!という感じがする作りで(めちゃくちゃ重たい)その質実剛健さが気に入っていたんですが、使っているうちにもう少しこうならないかなーと思うところを改良していきました。
センターのサイコロボックス部分
① この機種はもともと牌を切る河の高さとセンター部の高さにほとんど差が無く、1段目にパシッと牌を切るとセンター部分にはみ出してました。それを防ぐためにプラスチックの枠を後付けしました。
② 似たような理由で横方向もピタッと止まるようにクリップが付いてます。どこにでもあるオフィス用品のクリップです。
③ 通常2個のサイコロが入っているところを12面体のサイコロ1個に変更してあります。
6面体のサイコロ2個だと出やすい数字と出にくい数字があるので、配牌取り出しに更にランダム感を出すために変更しました。手元にたまたま12面体サイコロがあったからなんですが。
手牌をLEDでライトアップ
続いては手牌のLEDライトアップです。麻雀店とは違い自宅に自動卓を置いていると手元は結構暗くなりがちです。天井の真ん中に照明が1つ付いているだけなので。なんとかこれを解消したいなあと思っていると、100円ショップのダイソーで使えそうなものを見つけました。
以前からAmazonなどで似たような商品がもっと安く売っていたりもしました。しかし一部のLEDが点灯しないだとか中国からの輸入なので返品・交換のやり取りに時間がかかるだとかのレビューを見て二の足を踏んでいたのです。
そんなときダイソーの実店舗でこちらを見つけてこれなら試してみるかと。もちろんクオリティなんかこれまでの粗悪品と大差ないでしょうが、ハズレを引いたときいつでもすぐに交換に応じてもらえるだろうと思ったので。結果1年以上問題なく使えております。
このテープLEDを市販の配線モールに仕込みます。上カバーに細長く穴を開けて手牌を置く位置だけLEDを露出させておきます。
① 枠に固定した配線モールの下部分。
② 細長く長方形の穴を開けた配線モールの上カバー。
③ テープLED1mサイズ。東家を照らす。
④ テープLED2mサイズ。南家・西家・北家を照らす。
テープLEDの線を通した裏側。干渉する部分には容赦なく躊躇なく穴を開けたり削り取ったりしていきます。線を通すのは必ず丁番が付いている面にしないといけません。麻雀卓の天板を開けられなくなっちゃうからね。
2本の線を卓内から外へ出します。テーブル部の底面にもともと空いている穴があったのでそこから。天板を開けたり閉めたりして干渉が無いか、引っ掛からないか確かめます。
卓の下から見上げた図。なんとか通してなんとか固定してなんとか繋げた感があります。見えないところはこんなもんです。USB端子を差しているのはこれまたダイソーで買った2口USBの充電器。
2.4Aと1.0Aの2口出力なんですが、それぞれの明るさの差などは特に感じません。熱を持ったり危険な感じもありません。今のところ。
スイッチも付けていないので、LEDライトをオンにしたいときはUSB端子を差す、オフにしたいときは抜くようになってます。
電源を取っているところ。麻雀卓の電源スイッチ部の横にコンセントが1口付いているのでそこから取っています。延長コードでUSB充電器の場所(写真奥)まで延ばして繋げる。余分なコードは邪魔にならないように固定する。見栄えは気にしない。
テスト点灯させてみて問題がなかったら仕上げです。配線モールに手牌分の長さの穴を開けたことによりテープLEDが露出している状態なので、そこを埋めて滑らかにしていきます。
使用したのはもちろんダイソー製品。半透明のPP(ポリプロピレン)シートです。
配線モールに開けた穴のサイズにPPシートを合わせてカットし、はめ込んでいきます。透明な板だとLEDの光がまぶしく感じられると思います。特に対面からの光が。なので半透明の乳白色を使用しています。
テストした結果これでもまぶしかったので、PPシートの下に和紙(たまたま手元にあった障子紙)を挟んで更にマイルドにしました。固定はすべて両面テープを使用。
これでほぼ段差が無くなったので最後の仕上げに白色のマスキングテープを貼りました。長く使っていると劣化してきそうですが貼り替えれば問題ないでしょう。
これでLEDによる手牌のライトアップができました。
以上、手牌のLEDライトアップでした。
「全自動麻雀卓に求める新たな機能」を1つ挙げるならこれですかねー。最初から内蔵されていて調光機能や調色機能も付いていればなお良し。リーチをしたらリーチ棒を感知して2秒ぐらいレインボーに点滅するとかもできそうですね。全自動卓メーカーさんには是非とも開発していただきたい。
ミニテーブルの作成
続いてミニテーブルの作成です。最新の卓には小物が置けるスペースやスマホを充電できる設備まで整っているらしいので真似して付けてみました。ただし充電はできません。
もともとはチップ入れのような小さい収納スペースがありました。我が家で開催している麻雀ではチップは使わないので、このスペースもまったく活用されません。なのでいっそ取り外してしまいました。パイレーツのシールと共に。
そうして出来たスペースにぴったり合うように樹脂製の皿をカット。かなり複雑な形なので苦労しました。材料は毎度おなじみダイソーの食器売り場で見つけたもの。
作業途中の写真は一切無かったのでいきなり完成形ですがこちら。
支えにしたのはL型のブックスタンドと小さいL字金具。これらは100円ショップのSeriaで調達しました。
固定は穴を開けてブラインドリベットでおこないました。露出する場所なのでネジ頭よりもリベットのほうが出っ張らず手触りがいいと思ったので。
だいたいこんな感じで使っています。もちろんサイドテーブルも4人分置いてあるんですが、配置と部屋の都合上すこし卓から離れているんですよね。なので飲み物を取ろうとしたりすると隣の手牌が見えそうになってしまったりするので、手元にもミニテーブルを付けてみました。耐荷重は2㎏ぐらいなら余裕でいけます。
これでメインどころのカスタムは終わりです。
残りのこまごまとした所もご紹介します。
麻雀牌の交換、塗り替え、ダイヤ埋め込み
・ダイヤ埋め込み
背が青い牌の赤5にダイヤを埋め込んでいます。かなり大型のダイヤなので目立ちますね。上から透明なUVレジンを充填しているのでダイヤ部分はフラットな仕上げになっています。もちろん本物のダイヤモンドではなく手芸用のクリスタル飾りを使いました。
・麻雀牌の交換
背が黄色い牌をピンクの牌に交換しています。背青と背ピンクの2種類で運用をしています。
・牌の塗り替え
ピンク牌には赤5が無かったので1枚ずつ塗りました。せっかくなので赤色ではなくピンク色にしています。視認しやすいようにポッチも付けてます。
中を鮮やかな色に塗り替えています。元はダークな赤だったので。
發とソウズの緑部分も少し明るい色にしています。
一索をド派手にカラフルに塗り替えています。
起家マークのカスタム
もともと付属していた起家マークはオレンジ色本体に黒文字タイプでした。そこから手元にあった黒色に交換。文字は赤色からオレンジ色に塗り替え。
視認しやすいように東面にタテ1本線、南面にタテ2本線を刻印しミニダイヤを埋め込みました。
更に磁石を2個埋め込んでいます。「東」の右側と「南」の右側をくり抜き強力磁石を埋めてUVレジンでフタをして黒色で塗装しました。
そして麻雀卓の枠に鉄の板を貼りつけています。これにより起家マークがピタッと貼り付き動きません。夏場に麻雀を打っていると右の前腕が起家マークに触れて、汗によりくっつきズレ動いたり落としたりすることがあったんですが、それを防ぐことができます。
令和の時代にもまだ起家マークなんてものを使い、南場に入ってひっくり返したりしているのがまずどうかと思いますが、これを続けていくなら最初から磁石ぐらい埋めておいてほしいですね。Mリーグ風の透明でスタイリッシュなやつは無理でしょうが。
足元マットの設置
寒い時期は卓の足部分にマットを敷いています。金属むき出しなので、部屋の暖房をしっかり入れていても足を置くと冷えてしまうので。これも靴下で打つ家庭用自動卓ならではの問題ですね。
スタイリッシュさの欠片もないですが、材料は履かなくなった大量のジーンズ。中綿を入れて縫い合わせただけですが、有ると無いとでは足の冷えが全然違います。取り外しできるように作っているので洗濯もできるし夏場は外せます。
以上、我が家の麻雀卓カスタムのご紹介でした。
ニトリでも全自動麻雀卓を販売するようになった昨今、家庭に全自動卓を置く人も増えるんでしょうか?
ありがたいことに我が家の卓は一か月に1回は仲間が集まり打ちに来てくれます。せっかく手に入れたのならたくさん打ってたくさん活用してたくさんカスタムしたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた。
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