ホワイト企業_人事が教える___6_

就職面接での質問の意図 Part1 ~苦手な人がいないのはマイナス評価?~

ホワイト企業で採用担当をしているtucanoです。

面接を行っていて、「こんな回答してほしいわけじゃないんだけどな」ということがよくあります。
面接官からの質問には必ず意図があるもので、その意図を組んだ回答をしてもらったうえで、その発言から評価を下します。

質問の意図を汲み取る能力そのものも量りたい能力ではありますが、もう少し全体的にボトムアップをしたほうが面接官・応募者ともにWinWinだと思ったので、「なんでこんな質問をしてくるのか?」についてお話ししようと思います。

ちょっとしたケーススタディとして読んでもらえればと思います。


Q.コミュニケーションをとる上で苦手なタイプはいますか?/その苦手なタイプとあなたはどう接しますか?

マイナス回答は
・苦手なタイプをたくさん挙げること
・「いません」ということ

です。

この質問の目的は?

苦手なことに対してどのように解決を図っていくかを問うています。
一番の目的は、苦手なことに対し「積極的解決」をする人か、「回避的解決」をする人かを知ることにあります。
そこから仕事上の問題に直面した際の取り組み方を予測していきます。

一番望ましい回答は?

特定の苦手なタイプを挙げ、積極的に自分から関係を築くようなアプローチをすることを、実体験を混ぜてアピールできることです。
嫌なことは自分からは逃げない姿勢を見せられることが重要です。

「いません」はなぜマイナス?

質問の目的が「苦手に直面したときのあなたの行動や振る舞いを知りたい」だからです。
特段理由を挙げずに「いません」とした場合、
・人生経験が少ない
・自己分析不足
だと見受けます。
本当にいない人のためにも「もし仮に現れたらどうする?」という質問が用意されているものですが、常に言ってくれるとも限らないので、出来れば先手を打ってそこまで言えるといいと思います。


これから少しずつ質問の意図に関わる記事を出していきます。
その記事を通して、全体的に『面接官が聞きたがっている内容の軸』を類推解釈してくれると幸いです。


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