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“オタク趣味”は就職面接で減点? ~就職面接の質問の意図 番外編~

tucanoです。
とあるホワイト企業で人事、主に採用関係に携わっています。
2019年度では約900名の採用面接を行いました。書類選考も含めるともっと多い応募者の方と接してきたことになります。

今回は『就職面接での質問の意図』シリーズの番外編となります。趣味についてフォーカスを当ててお話しできればと思います。

本筋からずれているので番外編にしましたが、とはいえこれはよくある疑問だと思います。
最後のほうに趣味を軸にして就職活動をする場合のアドバイスも記載していますので、気になった方はぜひお読みください。

面接時の趣味はスポーツじゃなきゃダメなの?

よく
「アウトドアで趣味じゃないといけない」
「陽キャがやりそうな趣味にしなければ」
「当たり障りのない趣味を答えよう」
と思われがちですが、どんな趣味でも採用担当の意図を押さえた回答であればマイナスにはなりません。
スポーツの受けがいいように思えるのは、目標に向けての努力や継続性がイメージしやすく、また社会然りとしたコミュニティに身を置いていたことが想定しやすいためです。

”オタク趣味”へのイメージが悪い理由

採用担当は趣味を通して職務能力を推量しているだけで、趣味1つで採用の可否を判断しません。
採用担当の立場として悪いイメージが付いている理由を挙げるとするなら、
「いままで趣味質問で”オタク趣味”を回答した応募者たちは、コミュニケーション関係の能力が低く不採用率が高い傾向にある」
からだと思います。

”オタク趣味”=不採用ではない

私もゲームが趣味なのでそう思われることは悲しいところではありますが、私が面接してきた応募者でも”オタク趣味”の回答した方は主に
・プレゼン能力(他者に伝える能力)
・コミュニケーション能力(他者の意図を汲む能力)

で劣っていることが多いです。
傾向にあるというだけで、「その趣味だから」というわけではありません。
どんな趣味であれ、それらの能力が劣っていればもちろん採用からは遠ざかります。

趣味を自己PRにするのはマイナー

基本的に趣味はストレス発散などの方法が判ればいいものです。
もちろん、しようと思えば趣味を自己PRにできます。ただ、間違いなく悪い意味でマイナーな行為です。
なぜかというと、趣味では学業や部活・アルバイトに比べ、ストイックに打ち込んだ経験や社会経験といった社会人的能力のメジャーどころを推すことが難しいからです。
また、趣味を最前面にして推すということは「ほかに推しどころがない」ということなのでハードルは間違いなく高いです。

しかし、「それでもほかの要素より趣味を前面に押し出したほうがいい」ということもあるでしょう。
そのために、まずは上記のように思わせないような論理展開が必要になります。

趣味を自己PRに結び付けるなら戦略を立てよう

趣味をメインでアピールしたいということは、相対的に見て他より実績を有しているからだと思います。
趣味だけにかかわらず、輝かしい実績を挙げるということは、必ずその反証を求められます。
「国内大会上位になるのなら、合理的な思考と理論展開ができるはずだ」
「チームで大成したのなら他者を巻き込む力があるはずだ」
「イベント開催をしてきたなら、スポンサーなどと折衝できるスキルが期待できるはず」
などです。採用担当側はその仮定の上でその後の質問を展開していきます。
趣味の場合、ここで社会的スキルに転用できる、あるいはそのスキルを有していると類推解釈できるようなアピールをしましょう。
そうすれば、学業やバイト・課外の取り組みなどでアピールをできる内容と同じ部分を推せるようになります。

今紹介したものは小手先のテクニックなので、もっと社会的に常識的な部分を知りたい、採用担当側が基本的に何を考えて相手を判断しているのかを知りたい場合にはこちらの記事を読んでいただけるといいかと思います。

今回は趣味についてやや派生したお話となりました。
なんにせよ、過不足なく相手に伝えるためには事前準備が欠かせません。
言いたいことを言おうとして言葉数が多くなったり、冗長にならないようにすることは鉄則ですので、忘れないでくださいね。

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