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役に立たないモノがスキ。

私、生まれてこのかた収集癖がありまして。

何を集めているかというと、ポストカード、映画のチラシ、ブローチ、その他諸々。

多分ポストカードは、これから1日1枚誰かに手紙を書いても有り余るほど持っているし、映画のチラシも20年近く映画館に通う間に、結構な枚数をため込んでいる。ブローチは、多分100個は持ってるかな…。

今日もフラフラ街へ出かけ、つい買ってしまったのが、リサ・ラーソンの「くまもとのくま」なる益子焼の置物…。

かわいくないですか?

でも全く自分の生活上、役に立たないもの。多分友達がその場にいたら、呆れられている。また、そんなの買うの、と。私は多くのそんなモノたちに囲まれて暮らしています。

旅先へ行くと、買ってしまうのは、あらゆる種類の置物で、マトリョーシカとかこけしとか本当に大好き。私の部屋の棚、マトリョーシカだらけ。窓辺には、フクロウの置物がズラリと並べてあるよ。

↑高岡の銅製品のお店で買ったネコとネズミ。

↑北原かすみさんという作家さんの置物たち。

↑アルパカの置物。真ん中の子が初代の子で、右のは妹が買ってきてくれた…。

でも一つとして買わなきゃよかったって思うものはなくて。たまに眺めてはニマニマしてしまう。

ポストカードは何でもいいわけではなくて、旅の記念になるものや、作家さんが一点一点描きあげたものだったり、ロ◯トやハ◯ズなどで売っているような市場に広く出回っているものではなくて、雑貨屋さんにひっそりと置かれている中から選ぶのが好きです。

ブローチも同じ。手作りのものが好きで、一つひとつに想いが込められているようなものにすごく魅力を感じます。冬場になるとニットにブローチは付けやすくて、職場にもよく付けて行くんですが、周りからは驚かれることも…。胸ポッケから、クマ出とるやん、とか。

映画のチラシについては、昔は何でもかんでも集めていたけれど、見ない邦画系は処分して、見る予定のもの、デザインがいいなと思うものに限定して所有するようになりました。滅多に眺めることはないけれど。

多分生きていく上で、なくてもいいものばかりだけど、私にとってはあると嬉しくなるものばかりで。

でも整理するのは難しいね。いつか家を出る時(予定は未定)に困ったことになるのかな。

「役に立たないものたち」は、私の心を癒してくれて、ホッとさせてくれる。あったら嬉しくて、満たされるのに、でもその欲求は止まることを知らない。見てしまったら、出会ってしまったら、欲しくなってしまう。

この集めたものたちだけで、お店開けそうなくらい持ってるかもしれない。よく友達にそう言われる。売りたくないけど。バルト三国に行った時に買ってきたブローチが、北欧雑貨のお店で高額で扱われていた時は、なぜか一人でほくそ笑んでいた。私の目はやはり確かだったのね、と。承認欲求の表れなのかなぁ。ミニマリストからは、程遠いのは、わかりすぎるほど、わかってる。でもそれらを手放すこともできなくて。

もう、(買うの)やめときなよ。

そんな風に言う誰かが出てきたら?私は手にするのをやめることができるんだろうか…。

そんなことを考えつつ、今日も私は「役に立たないもの」に囲まれて、そしてまた新しいモノを求めて、さまようのです…。

冬休みに買った宮島こけしさん。しゃもじ持ってるのがポイント♡

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