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【cinema】家族の映画

チェコ映画。

そう、これは文字どおり、家族の映画。なのに、常に誰かが欠けている。両親、子供たちが一堂に会するシーンはラストだけだったような…。しかもそれを結びつけるのは、オットーという飼い犬なんです。このオットー役のワンコの演技が素晴らしい!

冬休みを間近に控え、両親は一足先にヨット旅行に出かける。留守番の姉と弟は羽を伸ばして遊ぶが、やがて弟のサボりがばれ、事態は思わぬ方向に……。幸せな家族に訪れる変化を、意表を突く展開と端正な映像で描き、未体験のエンディングが観客の胸を締めつけること必至の驚きのドラマ。第28回東京国際映画祭最優秀芸術貢献賞受賞。(EUフィルムデーズサイトより転記)

そ、そんなオチ⁉︎というようなエンディングだったけれどもタイトルどおり、これはまさに「家族の映画」。そこには姉と弟の問題あり、父と息子の問題あり、夫と妻の問題あり、兄と弟の問題あり…パズルのピースが散りばめられているようでいて、うまくできているなぁという感じ。

緩衝材とは言わないけれど、オットーの存在がこのクビーン一家をある意味支えている。

この家族は傍から見ると、一見幸せそうだけど、そうでもなくて、それより気になるのはアナの友人クリスティーナの家庭環境です。いくら長期の休みとはいえ、貴女、家に戻らなくていいの?と言いたい。彼女の存在が、クビーン家に暗い影を落とした一端であることは間違いない。意図的ではないにしても、ふとしたことから、綻びは出てくるもんだね…。

でもね、難しいことは置いといて、この映画はオットーのためにあります。オットー、頑張ったね!アンタはエライ!アンタがいなかったら、この映画は全く成り立ってないよ!

あー、内容の薄いレビューだ。やはり、ちゃんと見てすぐに書かないとダメですね。反省します。

EUフィルムデーズにて。

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