[歴史] アメリカ大陸における黒人文化の始まり
本当は違うテーマで書きかけたんだけど、どうにも筆が違うほうに寄ってしまったのでタイトルを変えて投稿。
今回のはちょっと内容がキツいのでそういうの弱い人は読まないでください。
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ジャズってアメリカで黒人が始めたんですってね。
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なんでアメリカ大陸に黒人がいるんですか?
最初居なかったよね???
旅行?移住?
違いますよね。連れてこられたんです。
まずフランス人が船に乗ってアフリカの奴隷海岸という左側のえぐれた当たりに行きまして、武器をプレゼントするわけです。
それでもって黒人を捕まえてこいと言うんですね。
キリストさまも信じてないし、言葉も通じないし、肌の色も黒いからアレは人間じゃなくって神様が与えてくれた奴隷専用動物なんだということです。
それでもって生け捕りにしてきた黒人たちを船に押し込めます。
ぎゅうぎゅうづめにされて、病気にもかかって、死んでしまうと大西洋の上で捨てます。
はい。人間じゃないんで。もうぽいぽい捨てます。
なんとかマンハッタン島に着くんです。
すると地主たちが集まってきまして競りにかけられるんですね。
いや、だから人間じゃないんで。モノですから。
地主は地主で、こいつら誰なのかというとヨーロッパから新天地を求めて旅立った白人入植者で、基本プロテスタントです。
カトリックとは相反するので新天地でやっていこうってわけなんですね。
そうすると新大陸にわたるとそれはそれで先住民がいたんですよ。
ええ、人間じゃないんです。
だってネイティブアメリカンは当時キリストさまは信じてませんから。
なのでSATSUGAIしちゃいます。
どんどんSATSUGAIして土地を取り上げます。西へ、西へと追いやります。
のちほど追いやった西のほうに金が出るってわかったんで、MINA☆GOROSHIにしちゃいます。
えっ?なんにもひどくないですよ?人間じゃないんだもの。
それで、白人の地主っていうのが農場をやるんですが、キリスト教世界では労働は美徳ではありません。
労働はTSUMIです。神の与えたBATSUです。
できれば他のものにやらせるのがいいんです。
なので、農奴として奴隷を買いに来るんです。
はい次のナイスな奴隷ちゃんはコイツねっ!
あのキツい大西洋を元気に生き抜いてきたタフガイなんだからよく働けるよっ!
ってな感じで売っちゃうんだね。
それで連れてこられた黒人は来る日も来る日も働いて綿花とかトウモロコシを作ります。
綿花は大西洋を渡ってきた船にぎゅうぎゅう押し込んでフランスに持って帰って、いまでも隆盛を誇る一流服飾メーカーが勃興します。
いやーやることがいちいちエグいね☆
惚れ惚れしちゃう。
新大陸に連れてこられた黒人たちは当初はアフリカの神様を信じてたんだけど、はい禁止ね。
今日から一緒にキリストさまにお祈りしなさい。
日曜日は安息日だから畑を耕しちゃだめだよ☆
私語も禁止ね。奴隷同士で何言ってるかわからないから禁止禁止。
あ、あと働いてないときは手錠かけといてね。
ってなわけで生まれたのがタップダンス。
足しか使えなかったからね。
奴隷たちも希望あふれる新大陸で労働にいそしんでくるとそのうち白人の地主があたらしく黒人の女を連れてきて、
「きょうからこいつがお前の妻だ。神様とオレに感謝して子作りしろ」なんてね。よかったよね。これでさみしくないね☆
赤ちゃん産まれると、もうこれはね、よろこんで他所に売るんですね。
あ、ほら家畜だから。何しても自由よね。地主の。
そうして何世代かすすむとすっかりアフリカの神様も言葉も知らないアメリカ生まれの黒人奴隷が出来上がるわけ。
もうアフリカ帰りたいとかめんどくさいこと言いださなくて楽ちんだよね。
それでね、日曜日は安息日だから働いちゃダメなのでその地主の奥さんが
「ウチで賛美歌を歌いましょう。あいつら黒いけどもう神様の歌覚えないとダメよね」って感じで歌のレッスンをするんだけど、
どーーーーーーしてもミとシとソが低い。なんど教えても低い。半音も低くないけど1/4ほど低い。
「やっぱあの黒いのはダメねー☆神様の歌も歌えないなんて、そりゃ神の子じゃないから仕方ないわねー(ワラ」
っていうことになるんだけどこれが後の世の「ブルーノート」。
ついでに言えば畑を耕しながら歌っていると、隣の畑からも歌が聴こえてくる。
こちらで〇〇〇〇~♪と歌うと、それに応える形で△△△△~♪と歌で返してくる。
これが「コール&レスポンス」そして「ブルース」の始まり。
これを聴いてたクソ地主がギターを教えてやって「これレコードにしたら売れるんじゃね?」ってスタジオに連れて行くんだけど、黒人たちは
「コール」と「レスポンス」を延々と続けるので歌が終わらない。
当時のレコード技術だと1曲3分以内に終わらないといけないし、フェードアウトなんかない時代。
そこで白人が最後の4小節を考えてつけてやった。
これで現代につながる12小節のブルースの出来上がり。
なので最後の4小節だけ、ちょびっとアタマ良いコード進行になってる。
ここまで書いて、やっと当初描きたかった内容に突入するのだけど、長くなったのでそれはまた後日。
京都在住のサックス/フルートプレイヤーです。 思ったことを自分勝手に書いていきます。 基本、内容はえらそうです。