esoraの自画自賛作品集

本

高校生の僕が、今まで投稿してきた100以上の小説の中から、書いてて「天才かもしれない」と天狗になったり、個人的に好きなものを集めました。随時更新します。

#考える短編小説

※『考える短編小説』は、短い文を読み、自身で奥深くまで考え、自らで気付く面白さを味わっていただくお話です。

「ガチャを回された赤ちゃんの方々は、それぞれあちらで下界へ向かわれてください。」
赤ちゃん担当の役員が指差す先にあったのは、
真っ白のエレベーターと、真っ黒の階段であった。

死神の武器は、つい最近になって、鎌から糸に変わったそうだ。交差点に差し掛かる所で、標的が見ているスマホと、標的の手、標的の首を絡ませる。

糸に絡まれた標的は、手元や首が動かせなくなるという。

標的の前には、朱色に染まった歩行者用信号と、刻一刻と迫りつつある車がある。