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あの時愛せたら

1年前からずっと変わらなかった
思ったように動かなかった

「 時は止まったまま 」


" ここには無数の星と私だけ "

いつもたくさんの愛情をくれた

それが当たり前の生活だった

今では夢のようだね



言葉を重ねる事に遠ざかる現実

目を背けるだけの毎日

2人だけの思い出は増え続けていたのに 。

「人生には有効期限があるらしい」

今、目の前には高くて簡単には届かない壁

独りでは到底届かないだろう 。


一つひとつの言葉が蘇るように


この大空に向かって

たまには 

弱音を吐いてもいいんじゃない?

夢を見たっていいんじゃない?



いつか渡したかった 。
この手紙

照れ臭くて出すことすら出来なかった


こんな形で贈るなんて思わなかった 。


 お願い 。 最後なんて言わないで 。


「 きっとまだ会えるよ 」


                        __________ そう思いたかった 




でもね、聞いて

きっと望んでいない

そんな風に辛い顔するのは 。

笑顔で幸せに過ごしている貴方を見たいはず

ね?そうでしょ?



存在を忘れたことはない 。

思い出も全て散ったわけじゃない 。


燃やしたわけでも
溶けていったわけでも

むしろ   " 輝いて見える "

星みたい?それともそれ以上?


 2人だけの宝物だった

他の誰にもない価値の高いもの

一生消えない記憶

これは当たり前にあることじゃない

羨ましいくらいだね


今まで頑張ってきたご褒美

最期に遺してくれたの

私だけに



最後の最後までよく頑張ったね 

「 ありがとう 。」



私には見えなくても

貴方には私が見えてるのかな

困った時は助けてくれるのかな


私には貴方が居れば乗り越えられそう

だから 

  「 これからもよろしくね 」




ここから数年

時はあっという間に過ぎた


それはまるで



流れ星のようだった 。



















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