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某不動産屋の営業マンの話

先日、地下鉄の駅に向かって歩いていると、

某不動産のポロシャツを着た若い営業マンが、チラシかなにかを持ちながら道行く人に声をかけているのが遠目に見えた。


ぼくはそういうのが苦手(いや、嫌い)なので、絶対に声かけられたくないなあと思いつつ、

その人物は、地下に降りる階段前に張り付いているようでした。



案の定、声をかけられた。


すごい勢いで顔を近づけながら、

「分譲住宅の内覧やってます!無料ですよ!!すぐそこで無料なんですよ!!!」


と。

暑苦しいのが苦手なので、1点を見つめながら、興味ない感を出していたのですが、階段降りるぎりぎりまでついてきて、最後には、


「もうやばいって~~」
(おそらく一人もつかまってない状況で結果が出ておらず、彼の心の声が出たのでしょう)


という言葉が聞こえたところで、ぼくは階段を下りました。


その日は雨が上がって蒸し暑かったので、大変だろうなと思いつつ、ぼくは電車に乗りました。


その分譲住宅の場所がどこなのかわからないですが、
地下鉄の駅に向かっている人に声をかけるのは無駄としか思えない。

誰もつかまらなかったから、とにかくすべての人に声をかけていた可能性もあるけど。


不動産の営業のことはわからないけど、もっと効率の良いやり方がありそう。

そもそも、今どき通りすがりでふらっと物件なんて見に行くかな。

もう少し導線を考えた方がよいのになあ。


と思いながら、それ以前にあれだけの人に声をかけまくっている彼が、
マスクをしていない時点でもうだめ。
(ぼくは自粛警察的なあれではないけど!)


このご時世、その時点でだれも彼についていって内覧することはないでしょう。

お昼過ぎのことだったから、もしかすると彼も朝からたくさん声をかけていて、マスクしていると暑くて大変だったのかもしれないな、がんばれ!!




用事を終えて、駅に戻ると彼の姿はなく、今日一日の集客はどうだったのかなあとか考えながら家に向かっていると駅から一番近いスーパー前でたばこを吸っている彼を発見。


いや、吸いたければ吸ってもいいんやけど!


自分の営業エリアで、堂々とたばこを吸うのはさすがにどうなのかと。


そもそもこの辺りに住んでる人が同じエリアの分譲住宅を見る可能性があるのかはわからないけど、マスクしない、たばこ吸う、ってもうあかんやん!


今は、購入前にWEBなどで情報収集して60%?以上(うろ覚え)意思決定していてるというデータもあるとのことですが、最後の一押しはまだまだ営業マンだったり、対人から買うことが強いんじゃないかな。

家とか車みたいな高価なものは特に。


自分も営業するにあたって、しっかり律していかなければと反面教師になってくれた彼でした。


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