歩いていないと字が書けない

私は歩くのだーいすき。ひとしれず。いや、誰もが知る。
なんでこんなことになったのだろーか。謎。

歩いている時に文章をかく。
職場のインスタ、自分のインスタ、そしてこれ。
歩みが止まると親指が留まる。意味わからない。

なので甲子園のあいだは引きこもってテレビに夢中でなかなか文字が書けなかった→歩けなかった。
歩いていたとしてもバーチャル甲子園を観ていた笑

むかしむかし、パリでお世話になったカップルの家から一枚の紙切れが出て来て「歩きなさい」と書いてあった。
もっと言うと、そのカップルの昔のシェアメイトがドイツ人、そのドイツ人の彼女が日本人だったという、その彼女の置き土産の紙切れだった。よくここまでたどり着いた。
彼女のお父さんから彼女に渡されたっぽく、最後に「父より」と書いてあった。

その紙には忘れられない言葉がたくさんあった、はずだけどもう忘れた笑。紙もどこかに行った。家の中のどこかに。捨ててはない。

そして食べるのが大好きなわたしは、お腹いっぱい食べたあとに太るのを怖れて歩き始めた。気もする。
食べたぶんだけ歩くぞ！と言いながらアイスを食べながら歩く。電車代浮いた分だけアイス買えるぞ、とプラマイプラス。本末転倒っぷりが半端ない。
カロリー大して消費せずに摂取過多。
電車代大して浮かしたわけでもないのに使いまくる。

ただ、やめられない。汗をかいても暑くても。
雪が降っても寒くても爽快でしかない。筆も進む笑。
仕事が早く終わるようになって、一駅歩こう、に始まり数駅も歩ける。景色が見える、土地勘がつく、健康になる。

このご時世、電車に乗るのも怖れて歩くといいことが山のようにある。いいこと？おもしろいこと。
豆柴カフェに行かなくても可愛い犬の散歩に遭遇出来る。
こんなところにあったんだー！的なお店も見つかる。

おしゃれなおねえさんを見つけては、コーディネートを研究出来る、チラッとタグなんて見えた日にゃ、次の目的地が見つかる。ザ、大都会TOKYO。いけるんだもん。

今度来よう！と思うカフェがあったり、かわいい骨董のヨーロッパみたいなお店があったり。
一駅の¥160くらい浮かして散財。

noteも今のところ順調に投稿出来ているのは歩くのが功を奏している。のは間違いない。
もう少しだけ涼しくなったらもっと気持ちいいに違いない。なんなら少し遠くまで電車で行って歩いて帰りたいくらい。ダラダラ歩かずにスタスタ歩けば色々ともっといいことがありそうなんだけど。

そんなことを書いていると家に着く、この感じがまた最高。遠いと思って歩き始めた家が、文字を書く画面から顔を上げると目の前にそびえ立っている(タワマンではない)
これがやめられない原因かもしれないなぁ〜。
誰にも伝わらない感覚。

こんな厄介な感染症が始まった一年ちょっとまえに皇居まで往復した。片道約9キロ。徒歩2時間、スムーズで。
途中でらーめんを食べたり、千鳥ヶ淵で桜を見たり、友達のお店に寄ってピザをたべたりワインを飲んだりした。
いい思い出でしかなく、最高の季節だった。帰り道は真っ暗だった。イヤフォンの充電もなくなった。わたしの充電も。また次のこの季節まで歩き続けたい。

新しい発見と、嫌なことばかりじゃない発見と、帰ってシャワーを浴びる爽快感と。¥160浮かせた自己満と。

今も歯医者さんの帰り道、電車で4分、歩いて40分。
緊急事態発令とともに、時間のかかることをやろうと決めて通い始めた歯医者さん。
去年の9/21に。そしてもうすぐ今年の9/21になる。
9本あった銀歯は7本は白に生まれ変わった。最後の2本の型を今日取った。歯が出来るのは9/28だから一年と一週間で、口の中が生まれ変わる。肩凝り原因の不純物が消える。往復¥320うかして散財！かと思いきや一生の宝物とも思える。間違いなく後者だもんねーん。

神さま、今日も健康をありがとう。
そして今日もたくさん歩いたよ、と母にLINEする。
健康バンザイな母上はそんな事じゃ満足いかねーんだ
「わたしも朝から5キロ走ったよ」

いくら歩こうが、最大で最愛のライバルがそこにいた笑